結婚したい女性にとって、いつかは夢見るのが「プロポーズ」。「こんなプロポーズがいい!」という理想話を友人同士で語るのは楽しいものですが、逆に「こんなプロポーズは嫌だ!」といったトホホ話も盛り上がります。「好きな人と結婚できるなら、なんだっていい!」とは、やはりいきません。

プロポーズは大げさでも軽すぎてもダメ!

メディケア生命保険株式会社では、全国の20歳〜39歳の結婚願望のある未婚の男女1,000名に対し、「イマドキ男女の結婚観」のアンケートを行なっています。その中で注目したいのが「こんなプロポーズはダメ」という、理想とは反するプロポーズについて調べた調査結果。まず女性によるランキング形式にした回答を見てみましょう。

「こんなプロポーズはダメ」(女性編)

1位 酔っぱらった状態で……65.2%

2位 LINEやメールで……57.0%

3位 街頭ビジョンなど演出が大げさすぎ……47.8%

4位 フラッシュモブなど大掛かり……46.8%

5位 言いたいことがはっきりしない……45.0%

6位 結婚しちゃう?など軽いノリ……40.4%

7位 電話(通話)で……39.4%

8位 街やテーマパークなど大勢の人がいる前で……37.6%

9位 「幸せにできる自信はないけど」など、弱気……37.0%

10位 「転勤になったから」など、どうせならといった感じ……33.0%

1位は「酔っぱらった状態で」(65.2%)。全体の回答を見ると、女性が「ダメ」と思うプロポーズのタイプは大きく2つに分かれることが分かります。まず「酔っぱらった状態で」「LINEやメールで」の上位2つに加え「結婚しちゃう?など軽いノリ」「電話(通話)で」などは、プロポーズという重要イベントなのに重みが感じられないことが不評なパターン。一方「街頭ビジョンなど演出が大げさすぎ」「フラッシュモブなど大掛かり」などはその真逆で、大げさで重すぎるパターンです。女性にとってのプロポーズは軽くてもダメだし、かといって重すぎてもダメなのです。

「フラッシュモブ」はナシでも「バラ100本」はアリな理由とは?

一方、主にプロポーズをする側が多い男性側の意見はどうでしょうか。お次は「こんなプロポーズはダメ」の男性側の意見を見てみます。

「こんなプロポーズはダメ」(男性編)

1位 LINEやメールで……35.2%

2位 酔っぱらった状態で……34.4%

3位 フラッシュモブなど大掛かり……27.4%

4位 街頭ビジョンなど演出が大げさすぎ……25.2%

5位 結婚しちゃう?など軽いノリ……21.0%

6位 バラ100本など、うれしいけど困るプレゼント……20.4%

7位 街やテーマパークなど大勢の人がいる前で……19.8%

8位 電話(通話)で……18.4%

9位 付き合ってすぐの早すぎる……17.8%

10位 言いたいことがはっきりしない……45.0%

上位の傾向は、ほぼ女性と変わらず。また、「軽いノリ」と「大げさすぎ」の両極端が嫌われるのも同じ傾向です。ただ細かく違いを見ると、女性は9位に「『幸せにできる自信はないけど』など、弱気」、10位に「『転勤になったから』など、どうせならといった感じ」がランクインしていますが、男性はそれぞれランク外。一方男性は「付き合ってすぐの早すぎる」が9位に、「バラ100本など、うれしいけど困るプレゼント」が6位にランクインしていますが、こちらは女性がランク外となっています。

シンプルな「結婚してください」に勝るプロポーズはない?

これらの下位回答に見る、男女のプロポーズ観の違いは何でしょうか?大げさすぎるプロポーズは男女ともに敬遠される傾向にありますが、「バラ100本など、うれしいけど困るプレゼント」は女性にとってアリ。これは「街頭ビジョン」や「大勢の人がいる前」と違って恥ずかしさはなく、かといって「フラッシュモブ」にみられる“パリピ”な感じがないので、嫌う人が少ないのかもしれません。

結局プロポーズは正攻法が一番成功する、ということでしょうか?

そして男性はランク外の「『幸せにできる自信はないけど』など、弱気」と、「『転勤になったから』など、どうせならといった感じ」は、どちらも女性にとって男性の結婚に対する本気度に疑問を抱く回答な気がします。しかし一方で「付き合ってすぐの早すぎる」は女性にとってアリ。女性とって男性のプロポーズに感じる誠意は、時間は関係ないようです。

この女性の回答を見て「女って面倒だな」と思う男性も多いかもしれませんが、要は普通に面と向かって「結婚してください」で十分とも言えます。プロポーズはシンプルイズベストが最強なのです。

【調査媒体】
調査媒体:メディケア生命保険株式会社
調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする20歳〜39歳の結婚願望のある未婚の男女
調査期間:2017年9月29日〜2017年10月2日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル(有効回答から各性年代が均等になるように抽出)