フェデラー「自分らしいプレーができた」チリッチに逆転勝利でラウンドロビン全勝突破[ATPファイナルズ]

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「ATPファイナルズ」(11月12日〜11月19日/イギリス・ロンドン/室内ハードコート)のシングルス・ラウンドロビン5日目グループ〈ボリス・ベッカー〉第1試合は、準決勝進出をいち早く決めているロジャー・フェデラーと、本大会でまだ勝ち星を挙げられていないマリン・チリッチ(クロアチア)が対戦。6(5)-7、6-4、6-1でフェデラーが勝利し、ラウンドロビンの成績を全勝とした。一方のチリッチはこれで全敗となった。試合時間は1時間54分。

過去の対戦成績は、7勝1敗でフェデラーが大きく勝ち越している。唯一の黒星は2014年の「全米オープン」準決勝で、そのときのスコアは3-6、4-6、4-6。直近の対戦は今年の「ウインブルドン」で、そのスコアは6-3、6-1、6-4となっている。

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第1セットは非常に静かな立ち上がりとなった。コイントスでレシーブを選択したフェデラーは、得意の多彩なショットでチリッチを翻弄するも、チリッチは必死に食らいつくとともに攻めるプレーでピンチをしのぐ。フェデラーは第1ゲーム、第9ゲームでブレークポイントまでいくも、決め手を欠いてしまった。そしてタイブレークではチリッチに先行され、フェデラーが追いかける形となった。緊張感ただようラリーが続き、最後はチリッチに第1セットを奪われてしまった。

第2セット、第3ゲームでチリッチにブレークのチャンスが訪れるが、フェデラーはドロップショットと早いタイミングでのリターンで圧倒し、ブレークを許さない。両者ともにサービスゲームを落とさず、張り詰めた雰囲気のゲームが続いたが、試合が動いたのは第10ゲーム。フェデラーがブレークに成功し、そのまま第2セットを奪ってセットカウントをイーブンに戻した。

続く第3セットでは、フェデラーが第2ゲームでいきなりブレークに成功。その後も攻撃の手を緩めなかった。フェデラーはセンターラインぎりぎりのサーブで攻め、あっという間にラブゲームでキープし、3ゲーム連続で奪う形になった。さらに第6ゲームでもブレークしたフェデラーは盤石の状態でサービングフォーザマッチを迎える。最後はラブゲームでキープし、ラウンドロビンを全勝で終えることとなった。

勝利したフェデラーは「第1セットをチリッチに取られてフラストレーションがたまったが、第2セットを取ってからはリラックスして自分らしいプレーができた」と語った。

これまで「ATPファイナルズ」に15度出場しているフェデラーは、今回で14度目となるラウンドロビン突破となる。


(テニスデイリー編集部)

※写真はラウンドロビンを全勝で突破したフェデラーと全敗となったチリッチ
(Photo by Naomi Baker/Getty Images)