内田×岩政の対談が赤裸々すぎる!W杯で試合に出られないって、こんな気持ち

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スカパー!のサッカー情報番組『スカサカ!ライブ』(毎週金曜午後9時)において、前編と後編に分けて放送された内田篤人と岩政大樹の対談。

鹿島時代の思い出や、日本代表への想い、ドイツでの新たな挑戦など、内田自身が「この番組はすごくレアだと思う」とコメントするほど多岐に渡る内容が話題だが、その完全版が明日17日(金)の午後8時から1時間にわたって放送される。

前編・後編では放送されなかった内容も数多く含まれている今回の完全版。明日の放送を前に、未公開部分を含む内容の一部をQolyだけの先出しでお届けしたい。

今の目標はロシアW杯

岩政 過去ばっかりじゃなくて未来の話もしたいんですけど、今一番見据えている目標みたいなものってありますか?

内田 ワールドカップじゃないですか。一つは。

岩政 一つはね。

内田 うん。とりあえず一番近い目標がワールドカップだから、ワールドカップかな。チャンピオンズリーグがある時はチャンピオンズリーグだったけど。代表招集がたぶん11月と、12月すか?東アジア選手権(※EAFF E-1サッカー選手権)、あと3月ですよね。少ないですよね、チャンス。2年やってない選手が…。ここで逆転したらめっちゃカッコイイですよね?

岩政 チャンスというかその可能性はあると思うんですよね。けっこう、うん。これがね、全然代表歴がない選手だったらないんですけど、代表経験がこれぐらいある選手って、多分3月とか関係ないと思うんですけどね。僕の感覚では。だから、5月の発表前にある程度コンスタントに試合に出ているかどうかだけだと思うんです。代表で試合出ているか、3月にアピールしているかは多分ほぼ関係ないんで。

内田 それを、ハリルに言ってやってくださいよ(笑)。

岩政 どこかでハリルと対談させてくださいよ、じゃあ(笑)。

内田 いやでもやっぱ、そうやって言ってもらえると、頑張れるね。続けられるなと思う。「チャンスないよ」って言われたらどうしても「今まで頑張ってきたのに」って思っちゃいますしね。一つはワールドカップです、そこは。そこでやっぱ行けたら、逆転したらすごくないですかっていう、自分の中のやっぱり、気持ち的にはあるっすね。

【次ページ】二人にとっての「2010年」

二人にとっての「2010年」

岩政 まあ前回のワールドカップの影響も、このケガにはありますしね。

内田 でも岩政さんはワールドカップどうなんですか?僕ら2010年、(試合に)出られなかった組じゃないですか。

岩政 ああそうですね(笑)。

内田 あと森本がいましたけど。3人。フィールドで。悔しかったですか?

岩政 …悔しかったですね。意外と。行く前は、僕は言っても人数合わせみたいなところがあったので。

内田 でも、チャンス的にはあれありましたよね、デンマーク。

岩政 ありましたね。

内田 最後の何分か。

岩政 そうですね。

内田 あそこかなって。俺は試合を見てて。岩政さんと僕は鹿島でずっと一緒にやってましたから、ちょっと気にしてた。岩政さんのことも。

岩政 うん。

内田 岩政さんが使われる交代枠って、最後ロスタイム、でかい相手とか。最後の10分20分、ロングボールが来たら岩政さんかなと思ってたけど、あそこで無かった。

岩政 そうですそうです。

内田 で、終わっちゃったじゃないですか。どうなんすかね。悔しかったですよね。

岩政 やっぱりなんか、ベンチにいるとさ、ここのライン(タッチライン)を跨げば試合に出られるわけじゃないですか。ワールドカップというあれだけでかい大会に。

内田 地元の人とかみんなすごい応援してくれて、行ってきますで行ってくる。

岩政 そうそうそうそう。そこが大きいんだよね。

【次ページ】ワールドカップは“別物”

内田 そうなんですよね。みんなに背中を押されて出るんだけど、出れない。練習やっていくけどやっぱ次の試合に向けてチームは動くから、(試合を想定した練習で)どうしても自分が相手側の選手になる。デンマークの選手になったりとか、カメルーンの選手になったりしなきゃいけない。その中でのモチベーションっていうのは、自分の中では結構きつかったなと思う。

岩政 あの時はね〜。まあ、僕とはまた立場があの時は違ったから、よりきつかったと思いますけど。

内田 …でも良かったですよね。やっぱ、ワールドカップ。

岩政 だねぇ。やっぱり、ちょっと別物というか。試合に入っちゃえばそんな変わらないけど、大会の規模というか色んなものが、そう特に巻き込む人たち。あの期待感の中で、うん。喜んでくださる人がたくさんいるっていうのはね。

内田 まあ変な話、セカンドキャリアにもすごく響くと思うんですよね。代表に入っているというだけじゃなくて、ワールドカップに出ているっていう。

岩政 そうですね。

内田 23人に入っているっていうだけで違うなと。

岩政 あれ入ってないと僕、ここにいないかもしれないですね(笑)

内田 あ、そうなんですか。じゃあ僕、2回入ってるんで(笑)。

岩政 でもやっぱり、今回のワールドカップ。前回のあそこで無理して出て、そこからケガとの戦いが4年間続きましたけど、ここでもう1回出ることができればここまでにお世話になった人たちへの一つの恩返しになりますしね。

内田 いや本当に、本当にそうですね。

岩政 そういう場という面では、別物だなとやっぱり思います。

《放送ではこの後、内田がさらなる目標(野望?)を唐突に発言!お楽しみに!》

【次ページ】ブンデスリーガの魅力

ブンデスリーガの魅力

岩政 ブンデスリーガに自分が適応していく中で、魅力的だなと感じたものってあります?

内田 スタジアムの雰囲気、ですか。もうサッカー選手、いやスポーツ選手にとってはそれに尽きるというか。本当は、シャルケの6万人のスタジアムで見てほしかった。『スカパー!』とか関係なく、岩政さんにはシャルケのスタジアムで自分が出ているところを見てほしかった。

岩政 あー、たしかに。

内田 けどもう、無理だし…。

岩政 悲しい話になってきた(笑)。でもそうだねぇ。

内田 そうなんですよ。サッカー観が変わるかもしれないぐらいインパクトがある、あのスタジアムとかドイツのブンデスリーガって。どこへ行ってもゴール裏スゴイし。そこに尽きるね、サッカー選手にとって。お金も大事だし、お金って自分の中で評価だからもらえるだけもらった方がいいと思う。だけど、根本はやっぱそこなんだなって思う。もう一回そこに立ちたいなと思ってリハビリも頑張れた。

※ブンデスリーガは2018-19から2シーズン、『スカパー!』が全試合の放送権・配信権を獲得している。

【次ページ】最後に何かもう一つ

最後に何かもう一つ

岩政 ここからね、30歳になっていくのか。いいですね。ここからまたサッカーが楽しくなりますよ。

内田 ほんとっすか?

岩政 また違うとらえ方、サッカーを人生の一部にとらえられるようになると思うんですよね。まあ、そんなのは当たり前なんですけど。

内田 このままでもやっぱ終われない、自分の中では。このまま何か、シュンって終わりたくない。もう一つ何かやって終わるなら終わりたい。

岩政 それが今、ずっとこう…最近のね。

内田 そう。頑張れている、もうちょっと頑張れている理由でもあるから。

岩政 周りからね、「もうキツいんじゃない?」って思われているところを。

内田 キツいですけどね。キツいし、「内田なら頑張れるでしょ?」って思われているかもしれないけど、いやキツいものはキツいし、もうつらいものはつらいけど、自分の中で目標を立てて、最後もう一発何かやって終わる…って思っています。

岩政 その一発が楽しみです。僕は。その時また取材させてください。

内田 あ、そうしてください。もし何かできたら。できなかったら、個人的に…。

岩政 できなかったら、できなかった時の取材をしましょう(笑)。

内田 そうですね。お疲れさん会を(笑)。コタツ出してミカン出して。

岩政 いいですね。やりましょう。企画しておきます(笑)。

今回の対談はクラブや代表で長い時間をともにしてきた岩政が相手ということで、選手としての考え方や新たな環境での成長、プレースタイルの確立など、内田の口からこれまでにないほどサッカーの深い話が飛び出している。

ファンはもちろん、日本代表や海外でのプレーを目指す若きフットボーラーにとっても貴重な話ばかりなので、ぜひ放送を見てもらいたい。

『「スカサカ!ライブ」 presents 今まさに聞く〜ウニオン・ベルリン 内田篤人篇〜』は、明日17日(金)夜8時から!