ズベレフはソックを押さえ込み、決勝トーナメントに勝ち残れるか?[ATPファイナルズ]

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「ATPファイナルズ」(11月12日〜11月19日/イギリス・ロンドン/室内ハードコート)では、グループ〈ボリス・ベッカー〉の予選2試合が11月16日の夜半から17日の未明にかけて行われる予定だ。

グループ〈ボリス・ベッカー〉では現在、ロジャー・フェデラー(スイス)が早々に準決勝への進出を決めており、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とジャック・ソック(アメリカ)が残りの1枠へ入ろうと争う構図だ。両選手の今大会での趨勢を分ける重要な一戦を前に、それぞれの2017年の活動を振り返る。

ラファエル・ナダル(スペイン)とフェデラーに次ぐ第3シードで今大会に出場した、ズベレフは2017年、自身では初となるマスターズのタイトルを含む、5度の優勝を経験するなど、躍進した。

ズベレフの手に入ったタイトルの中では、5月にローマで行われた「BNL イタリア国際」、8月にカナダで開催された「ロジャーズ・カップ」の2つのマスターズが目立つ。弱冠20歳で「ATPファイナルズ」にも出場していることも鑑みれば「驚くしかない」の一言ではないだろうか。

同選手のランキングも、年初には24位だったところ、錦織圭(日清食品)を含むランキング上位の選手のツアー離脱もあったものの、現在の3位まで大きく伸ばした。強豪選手が居並ぶ中でも、まったく違和感のない地位につけたと見ていいだろう。

一方、ソックにとっても、2017年は多くの成果を挙げられたシーズンだと言ってよさそうだ。

ソックは現在、自身のキャリア最高となる世界ランキング9位の位置につけており、1月2日時点の23位から大きく上げてきている。ランキングでも、20位台の半ばからトップ10の上位に進出してきた点は、ズベレフと同じだ。

また、ソックは今年、タイトルにも恵まれた。ATP250の「ASBクラシック」と「デルレイビーチ・オープン」で優勝したほか、自らの「ATPファイナルズ」への出場を決定付けた「ロレックス・パリ・マスターズ」でも、自身初となるマスターズのタイトルを獲得しており、結果を残したシーズンとなったと言えるだろう。

両者ともに、タイトルを獲得するなど、結果を残した今シーズンだったが、直接対決の実績はどうだろうか。

実際、過去の成績としては2016年に2度対戦し、1勝1敗の五分で、勝敗数だけではいずれが有利なのか判断のつかない格好だ。

今回の対戦結果が、「ATPファイナルズ」の準決勝進出だけではなく、両選手にとって直接対決の戦績で勝ち越すかを決める、重要な一戦になりそうだ。今夜も目を離せそうにない。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPファイナルズ」のコートに向けて入場するズベレフ(チリッチ戦の時のもの)
(Photo by Julian Finney/Getty Images)