広告塔に有名歌手を呼んでディナーショーを開くなどして実態のない投資話を持ち掛け被害者1000人以上から約60億円を騙し取った健康食品販売会社の社長ら8人が組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の疑いで15日(2017年11月)逮捕された。

警視庁に逮捕されたのは、熱海市の健康食品販売会社『ロイヤルフーズ』社長の原田一弥容疑者(63)、元妻の小野寺朝子容疑者(68)ら8人。

直接の容疑は、「10%の子息がつく」などと実態のない輸入ワインなどの販売事業への投資話を持ち掛け、東京や神奈川の高齢者男女8人から計1億8000万円を騙し取った疑い。

原田容疑者らは当初健康食品の販売をしていたが、5年ほど前から資金繰りが悪化し新規事業への投資を名目に高齢者から金を集めるようになった。

番組が入手したパンフレットによると、そのうたい文句は「12ヶ月間のお預かりで利息10% 50万円で5万円の利息がつく」だった。こうして2007年から16年8月までに高齢者1046人から約60億円を集めた。

集めた金は利息の支払いに充てるなどして自転車操業を続け、大半は返金されていない。また出資者には、有名歌手を呼んだディナーショーに無料で招待するなどして会員を増やし資金を集め続けていた。

江木俊夫さんがディナーショーに出演

詐欺グループの主催とは知らずに一昨年(2015年)のディナーショーに出演した元フォーリーブスの江木俊夫さん(65)は「過去の出演者リストを見せられたら有名歌手の名前がずらりと書かれていた。協力しますということで出ることにした。出演料は1回50万円。5回ほど出た」と話している。

コメンテーターの岡部磨知(バイオリニスト)は「コンサートでこんな方が出演されていますよと言われたら、私もぜひお願いしますと言っていたと思う。その辺の見極めは難しい」。

小倉智昭キャスターも「所属事務所が細かく調べるかというと、なかなかそうはいかない。こういう事案ってなくならないですね」。