会見を行う田氏=16日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】オンラインゲーム産業の育成に取り組む「韓国eスポーツ協会」の資金流用疑惑で元側近らが逮捕された韓国青瓦台(大統領府)の田炳憲(チョン・ビョンホン)政務首席秘書官が16日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に辞意を表明した。

 文政権発足後、青瓦台の首席秘書官級(次官級)が辞意を表明したのは2人目となる。

 検察はテレビ通販大手のロッテホームショッピングが2015年に韓国eスポーツ協会に支援した3億ウォン(現在のレートで約3000万円)のうち1億1000万ウォンを横領した疑いで、田氏の国会議員時代の秘書2人を含む3人を逮捕した。田氏は同協会の会長を務めており、検察はロッテホームショッピングが秘書の働きかけだけで主力事業と関係のないゲーム関連協会に巨額の支援をした可能性は低いとして、田氏の関与などを捜査する方針だ。

 田氏は16日に青瓦台で記者会見を開き、「政務首席として最善を尽くし、大統領を補佐しようとしたが、結果的に迷惑をかけることになり辛い気持ち」と表明。「過去の秘書の逸脱行為をあらためて申し訳ないと思う」として、「いかなる違法行為にも関与していない」と主張した。

 田氏は与党「共に民主党」の元国会議員(3期)で、大統領選では文候補の中央選挙対策本部の戦略本部長を務めた。文氏の当選後、政務首席秘書官に起用された。