15日午後に発生した韓国南東部、慶尚北道の浦項市を震源とするマグニチュード5.4の地震により、震源から近い慶州市にある祗林寺の大寂光殿や良洞村の無忝堂などの文化財に多数の被害が出ていることが分かった。資料写真。

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2017年11月15日午後に発生した韓国南東部、慶尚北道の浦項市を震源とするマグニチュード(M)5.4の地震により、震源から近い慶州市にある祗林寺の大寂光殿(宝物第833号)や良洞村の無忝堂(宝物第411号)などの文化財に多数の被害が出ていることが分かった。

韓国の文化財庁中央事故収拾本部は「15日午後7時時点で国家指定文化財8件、市道指定文化財7件、文化財資料2件の計17件に被害が出ている」と明らかにした。被害内容は瓦のめくれ、壁の亀裂、屋根の損傷など。中でも宝物第833号の祗林寺大寂光殿は比較的大きな被害があったという。

地震発生後、文化財庁は中央事故収拾本部を設置して文化財の被害状況の把握を行っており、緊急事態に備えるべく24時間の状況管理体制を敷いた。

また、国立文化財研究所は市民団体と共に文化財の被害状況を点検した後、同研究所安全防災研究室の管理の元で精密調査を行っている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「とても悲しい」「韓国はもはや地震安全地帯ではない」「地震がこんなにも恐ろしいものだったとは」など不安の声が寄せられている。

また「韓国の大事な文化財を必ず守ろう」「文化財の管理方法に関しては日本や中国を見習うべきだ」「韓国も地震対策を取った方がいい。地震に弱過ぎる」など対策を求める声も。

一方で「文化財よりも手抜き工事で建てられたマンションが心配」「家が崩れて避難している人もいるのに、文化財の心配をしている場合?」と指摘する声や、「これも歴史の一部になる」と前向きな意見も見られた。(翻訳・編集/堂本)