重傷で足切断の危機…元鹿島の38歳MFが復活、15カ月ぶり試合出場

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 ブラジル全国選手権1部(カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA)のコリンチャンスに所属するブラジル人MFダニーロが、昨年7月31日以来の公式戦出場を果たした。かつて鹿島アントラーズで活躍した同選手は右足の負傷で長期離脱を強いられていたが、足を切断しなければならなかった可能性もあったという。大手メディア『ESPN』が16日に報じた。

 ダニーロは昨年8月、トレーニングで右足を負傷。脛骨と腓骨を骨折し、動脈へのダメージや神経への影響も発生してしまった。コリンチャンスのチームドクターによると、同選手は足を切断しなければならない可能性もあったという。負傷の深刻さを考慮したクラブ側は、昨年末までとなっていた契約を1年延長。数々のタイトル獲得に貢献してきたダニーロのサポートを行っていた。

 長期に渡るリハビリとトレーニングを経て、ダニーロはついに公式戦復帰を果たした。16日に行われたブラジル全国選手権1部の第35節フルミネンセ戦でベンチ入りメンバーに名を連ね、3−1とリードした終了間際にピッチへ。後半アディショナルタイムとして設けられた10分弱、プレーした。昨年7月31日以来、約15カ月ぶりの実戦復帰となった。コリンチャンスは勝利を収め、3試合を残して優勝を決めている。ダニーロの復帰をタイトル獲得で祝う形となった。

 選手生命の危機から復活を遂げたダニーロ。年内で満了を迎える契約の再延長は行われない見通しとのことだが、復帰を果たしたことが何よりの朗報だろう。『ESPN』は「残り3試合で、チャンピオン(コリンチャンスでカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAを3度制覇)へのリスペクトが示されることだろう」と記している。

 ダニーロは1979年生まれの38歳。サンパウロでプレーしていた2005年にコパ・リベルタドーレスやFIFAクラブ世界選手権(現FIFAクラブワールドカップ)を制し、翌2006年にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA優勝を果たした。そして2007年から2009年まで鹿島でプレー。J1リーグ3連覇に大きく貢献し、2010年からコリンチャンスでプレーしている。