インターネットプロバイダーの光回線サービスの通信速度が低下し、将来的に“定額制”から“従量制”へと移行しかねないとの現状が明らかになり、ネット上で話題となっている。

ニュースサイト「ITpro」で11月13日に掲載された「『遅くて使いものにならない』という光回線への声、定額制も限界か」という記事によると、NTT東日本・西日本の「フレッツ光」を使った一部のプロバイダーでは、NTT東日本・西日本の基幹網「NGN」とプロバイダーを接続するネットワーク機器が恒常的に混雑状態となっているのだという。

多くのプロバイダーは長年、通信トラフィックの増加に苦しんでおり、このままでは現在の通信速度でサービスを続けることは困難となるのではないかと予測。現在多くのプロバイダーが採用している“定額制”は限界となり、データ通信量に応じて料金が変わる“従量制”への移行が濃厚な気配だと指摘している。

常時接続、定額制が一般的となっている現在の家庭用インターネットサービスプロバイダー。実際に利用者から“重い”“遅い”という声も多いようで、Twitterでも、

“これ、我が家でもおきたな。学校の長期休暇シーズンに。知り合いにはずっと遅いままの人もおったな。”
“他人事じゃ済まんけども、従量制移行はしゃーなしやと思う。いま光回線遅すぎてほんとに意味ないしな。”
“うちも急に夜は激遅になるのはこれの影響か?”

といった報告が散見される。

近頃のトラフィック増加の背景には、YouTubeをはじめとする動画配信サービスが増えたことや、オンラインゲームの普及があるといわれている。当然、それらのコンテンツへの影響も懸念されており、

“従量制になったらネトゲやゲームのDL販売なんかも成り立たなくなりそう。”
“高画質動画配信サービスに制限付ければええやん”
“光回線が遅くなるのは動画視聴が増えてきてるからなんだよな。このままいくと全体的に値上がりするか従量制になるか動画コースみたいなのができるかだな。”

などの意見が投稿されている。データ量の多いコンテンツに対する通信制限や追加料金などを提案するネットユーザーも多い。

光回線の速度低下は現時点で一部のプロバイダーのみに起こっている現象だが、今後も通信トラフィックが増加していけば、同様の現象が広がっていく可能性は高いと思われる。生活していくうえで欠かせない存在となっているインターネットを守るためにも、早急に何らかの対策を打つ必要があるだろう。
(大塚ナギサ)

■関連リンク
・記者の眼 - 「遅くて使いものにならない」という光回線への声、定額制も限界か:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/110800954/
・「回線 従量制」での検索結果 - Yahoo!検索(リアルタイム)
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E5%9B%9E%E7%B7%9A+%E5%BE%93%E9%87%8F%E5%88%B6