なにが問題!? 運転中に大声で歌っていただけで1万3,000円もの罰金を科せられたカナダ人男性
先日、カナダのモントリオール警察があるドライバーにクルマを道路脇に停めさせた後、149カナダドル(約1万3,000円)の違反切符を切った。違反行為とされたのは、クルマの中で1990年代のヒット曲、C+C ミュージック・ファクトリーの『エヴリバディ・ダンス・ナウ!』を大声で歌ったからだという。

問題が音量だったのか、選んだ曲だったのか、歌い方だったのかは不明だ。ひょっとすると一斉取り締まりだったのかもしれない。

2人の子どもの父であるタウフィク・モアラさん(38)が地元メディア『CBC News Montreal』に語ったところによれば、彼は自動車を運転しながら歌っていたところ、後方でライトが点滅しているのに気づいた。命じられるがままに道路脇にクルマを停めると、モントリオール警察の警官が4人(!)も近づいてきて、何をしているのかと尋ねた。「何もしていません」と答えたところ、「大声で叫んでいませんでしたか?」と訊かれたそうだ。

モアラさんは「いいえ、好きな曲を聞いていただけです」と答えたのだが、そのあと「『エヴリバディ・ダンス・ナウ!』と繰り返していました」と言ったのがまずかったのかもしれない。「公共の場で叫んだ」として149カナダドルの違反切符を切られたという。

ちなみに、以下の動画がその曲だ。



モアラさんは、状況確認のためにクルマを停められたことは理解できるが、罰金には大きな不満を感じているという。「警察は、何の問題も危険もないと分かったら、そのまま私に行かせるべきでした。149カナダドルもの罰金を科すなんて!」と話している。

「確かに私は自分のクルマの中で大声で歌っていました。でも、それが禁止されているのでしょうか? あるいは本当に誰かの迷惑になったのでしょうか?」

同じく地元メディア『CTV Montreal』に対し、モアラさんは「モントリオール・カナディアンズ(プロアイスホッケーチーム)が試合に勝ったら、ファンは皆、自分のクルマの中で叫んだり、歌ったりするでしょう。その全員に違反切符を切るのでしょうか?」と述べている。

モントリオール警察はコメントを発表していない。だがどうやら、「叫ぶ」ことは「治安と平穏」を乱す行為として、初犯で最高1,000カナダドル(約8万8,000円)の罰金を科される可能性があるようだ。

モアラさんは、楽しく騒ぐ権利のために争う構えだが、裁判までに1年かかるかもしれないという。一方、妻からは「あなたの歌い方になら、私だったら300カナダドル(約2万7,000円)の違反切符を切るわ」と、すでに"敗訴"を言い渡されたそうだ。

By GREG RASA

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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