ぴあ創業45周年を記念して開催されたミュージックフェス「PIA 45th Anniversary MUSIC COMPLEX 2017」。

テレ朝チャンネル1では、今年9月に新木場・若洲公園にて開催されたLIVEの模様に加えて、貴重な出演アーティストのインタビューを交えた完全版として一挙10時間で放送される。

<1日目>
異なるジャンルのアーティストの競演がフェスの魅力。トップバッターであるゴールデンボンバーが、彼らのライブではお約束のネタ満載のパフォーマンスで観客を沸かせると、定番ヒットチューンである『女々しくて』で早くも会場をひとつにする。ギタリスト押尾コータローはアコースティックギター抱えその超絶テクニックを響かせる。灼熱の太陽が降り注ぐ会場に心地よ風が流れるような時間が流れ、オーディエンスはうっとりと聴き入る。ボディコン+バブリーな衣装からは想像もつかないほどのロックを聞かせてくれたのはベッド・イン。特別ゲストとして登場したゴールデンボンバーの鬼龍院翔と、あの鈴木雅之・菊池桃子の名曲『渋谷で5時』を披露。私立恵比寿中学は、KEYTALKの首藤義勝が手がけた『MISSION SURVIVER』、レキシの池田貴史が手がけた『なないろ』、そしてフジファブリックの詞曲&アレンジによるギターロック・ナンバー『お願いジーザス』と連発し、フレッシュな魅力と確かな実力で会場をサイリウムの青色で染める。CAMP STAGEに登場したindigo la Endの川谷絵音(ゲスの極み乙女。)からは、「ベッド・インのギター(中尊寺)は大学のサークルの先輩。でも一緒にやる勇気はなかった。それが正しかったとさっき再確認しました」という発言が飛び出し笑いを起こすが、初日CAMP STAGEのトリとして、暑さがやっとやわらいだ空間をジャージーでソウルフルに包みこんでくれた。

<2日目>
全日に続き晴天に恵まれたこの日のトップバッターは、BLUE ENCOUNT。「今日は僕らのメジャーデビュー3歳の誕生日。ぴあの45周年にはおよびもしないけれど、今日がここに集まったあなたにとっての記念日になりますように!」と田邊駿一(Vo&Gt)が熱い思いをると、『LAST HERO』『もっと光を』を披露。スタートから一気に会場の熱度をあげ、オーディエンスの頭上では、それぞれが持つアーティストのライブタオルがカラフルにくるくると回った。スタイリッシュなポップサウンドを届けてくれたのは、DADARAY。マサキ セイヤ(Vo)が客席にダイブしたり、彼ららしいパフォーマンスでぴあ45周年を祝ったのは、キュウソネコカミ。ソウルフルでパワフルなパフォーマンスで、まるでディスコのようにオーディエンスを躍らせた BRADIO。WIND STAGE に登場したゲスの極み乙女は、意味深な歌詞が印象的な『あたなには負けない』、『私以外私じゃないの』『ロマンスがありあまる』と、ヒットチューンを惜しげもなく連発し、会場の熱気を最高潮にあげてくれた。

意外性のあるパフォーマンスで魅せてくれたのは森高千里。DJを従え登場すると、『ストレス』『私がオバさんになっても』など往年の名曲をテクノを効かせたアレンジで披露。いつまでも変わらぬその美しい姿と、進化したパフォーマンスでオーディエンスを魅了した。WIND STAGEでは「日本でいちばんぴあとみんなが好きなWANIMAでーす!」と、太陽のような笑顔で KENTA(Vo,Ba)が、オーディエンスに呼びかけ、『ともに』『オドルヨル』『THANX』などアッパーチューンでオーディエンスを煽っていく。そして、2日間の大トリで登場したのは、ASIAN KUNG-FU GENERATION。『RE:RE:』『ソラニン』『リライト』から最新ナンバー『荒野を歩け』など、新旧ナンバーを惜しげなく連発。会場全体がひとつになって歌い踊りはしゃぎ、2日間に渡るすべての音楽ファンとすべての出演アーティストにとっての祝祭は幕を閉じた。

【 番組情報 】
「PIA 45th Anniversary MUSIC COMPLEX 2017 完全版 〜10 時間一挙放送!〜」
■11月19日(日)午後1:00〜よる11:00
■出演者
<Day1>
androp / indigo la End / 押尾コータロー / ゴールデンボンバー / 私立恵比寿中学 / BiSH / フジファブリック / ベッド・イン / THE BAWDIES / THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
<Day2>
ASIAN KUNG-FU GENERATION / KANA-BOON / キュウソネコカミ / クリープハイプ / GRAPEVINE /ゲスの極み乙女。 / DADARAY / TRICERATOPS / パスピエ / BRADIO / BLUE ENCOUNT / 森高千里/ WANIMA

(C)Pia Music Complex 2017