港区六本木に住んだら下着ドロに発砲事件でトラブル続き

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 みんなが住んでみたい、人気の街。ですが実際に住んでみたら思わぬ現実が見えてくるようです…。

 都会の一等地、六本木に住んでいた葵さん(仮名・30歳・メーカー勤務)。現実は思い描いていたものと違ったと話します。

「六本木に住んでいたのは20歳の時です。六本木での仕事を始めたので、東京都下の実家を出て1人暮らしをすることになりました」

 彼女が住んでいたのは、東京ミッドタウンの裏手あたり。初めての1人暮らしは右も左も分からず、家賃の安さと立地だけで部屋を決めてしまったという葵さん。しかし、それが大きな間違いだったようです……。

「引っ越し当日、マンションのロビーにいたのは大人数のヤクザ達と派手な服装の外国人の女性達。入った瞬間、マズイ所に引っ越してきてしまったな……と思いました」

 その日以来、葵さんにとって波乱の連続だったといいます。

◆コインランドリーで下着ドロ被害、家のドアがベコベコに破損

「部屋に洗濯機置き場がなかったので、近くのコインランドリーに行っていました。周りはラブホテルだらけなので、1人で待っているのも嫌だなと思い、部屋に戻ったんです。

 それからしばらくして洗濯物を取りに行くと、下着だけが全部盗まれていました。警察に行ったけれど、犯人は見つかりませんでした……」

 また、こんな事もあったといいます。

「彼氏が家に泊まりに来て少し騒いでいたら、外からドアを叩くような音が……。のぞき穴から確認するのも怖かったので、その日は大人しく寝ました。

 次の朝、ドアを見たらベコベコにへこんでいたんです。どうやら私たちがうるさくしていたので、他の住人が怒って蹴ったようです」

 さらにトラブルは続きます。

◆マンションで発砲事件、警察の聞き込みが…

「ある日、昼間に寝ていたらインターホンが鳴ったんです。こんな時間に来客なんて変だな、とドアを開けると警察が。

『昨夜、このマンションで発砲事件があったんですが、何か知りませんか?』と聞かれました。その時間は仕事をしていたため、部屋にいなかったんですけど……本当に怖かったです」

◆混雑で街が毎週末ハロウィン状態

 町の治安や、暮らしやすさはどうだったのでしょうか。

「不便なのはスーパーが少ないことですね。あっても物価が高いので、コンビニ弁当ばかり食べていました。あとは、少し近所に出かけるにも部屋着やパジャマで出かけられないことです。

 特に昼間はビジネス街も近いので、パジャマで外出なんかしたら不審者扱いですよ(笑)。

 ほかには、クラブ帰りの人達のマナーの悪さに驚きました。毎週末ハロウィンのように人が来るので、日曜日の朝はゴミだらけ。店の人たちが、常にビルの前を掃除していました」

◆メリットはどこへでも自転車で行けること

 とはいえ、少なからず良かった点もあったといいます。

「どこへでも自転車で行けるのが最大のメリットでした。表参道や新宿は、よく自転車で行っていました。

 でも、自転車はよく盗まれました。3台は買い替えたと思います。当時は若かったから、そんな状況でも楽しく住めていましたけど、今だったら考えられないですね(笑)」

 六本木に住んだことによって根性は鍛えられた、と話す葵さん。都心の街は便利ですが、住むにはそれなりの覚悟が必要のようです。

―シリーズあの人気の街に住んでみたら… vol.4―

<TEXT/ カワノアユミ>