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立冬を迎えたとは思えないほど暖かい日が続いている11月ですが、地域によるものの、多くのところで年内例年よりも気温の高い日が続くことが予測されています。そのため少しずつ冬に向かいつつも、まだまだ秋の味覚を楽しむことができそうです。

そこで今回は、秋の味覚で効果的にアンチエイジングする方法についてご紹介したいと思います。

秋の味覚といえば、これ!

秋の味覚といえば、思い浮かぶのがサツマイモ、サンマや鮭、椎茸やシメジなどのキノコ類の他、栗やブドウ、柿といったフルーツなど。どれも美味しく食欲が進みますが、これらの秋の味覚にはどのような栄養が含まれ、それを効果的に取り入れるためにはどのように調理すべきかを知っている人は少ないのではないでしょうか。どうせ食べるなら、後々嬉しい効果を実感できるのがベストです。以下、詳しくお話ししていきましょう。

(1)鮭

ミス・ユニバースの本大会前の合宿でも1日2回出されるという鮭は、高い美容効果とアンチエイジング効果がある食材です。それもそのはず、鮭には「若返りのビタミン」の異名を持つビタミンEの約1000倍もの抗酸化作用があるといわれています。

また、鮭の赤い色素の元である「アスタキサンチン」にも強力な抗酸化作用があります。さらに、アスタキサンチンには紫外線から肌を守る効果やコラーゲンを守る効果、血管を若返らせる効果、美白作用などがあると言われ、鮭は究極のアンチエイジングフードと言えます。

このアスタキサンチンは油溶性のため、鮭は油で調理して食べるのがおすすめです。加熱調理についてですが、アスタキサンチンの表面部分の損失は1割ほどで、内部の損失はほとんど見られないようなのでそれほど大きな問題はないでしょう。

(2)サツマイモ

秋の味覚の代表格ともいえるサツマイモは、食物繊維が豊富な上、ビタミンCがたっぷり。そのため嬉しい美容効果とアンチエイジング効果が得られる食材のひとつです。他の食材に含まれるビタミンCは熱に弱い傾向にありますが、サツマイモは熱に強いので加熱調理して食べてもビタミンCを補給することができるのが高ポイントです。ふかして食べるなら電子レンジがおすすめ。短時間の加熱で済むので、より効果的にビタミンCを摂取できるというメリットがあります。

また、注目したいのがサツマイモの皮。皮にはアントシアニンとクロロゲン酸という2種類のポリフェノールが豊富に含まれています。アントシアニンには眼精疲労回復効果や抗酸化作用、コラーゲンを安定させる効果などがあります。そして、クロロゲン酸にはメラニンの生成を阻害する作用や抗酸化作用、糖吸収遅延作用などがあるといわれています。そのためサツマイモは皮ごと食べることで嬉しい美容効果、アンチエイジング効果が期待できる食材といえます。

そのためサツマイモは皮ごと食べることで嬉しい美容効果、アンチエイジング効果が期待できる食材といえます。

(3)ホンシメジ

代謝を助け、皮膚や粘膜を健やかに保つ効果があるビタミンB2を豊富に含むホンシメジも、嬉しい美容効果やアンチエイジング効果がある食材です。市場ではブナシメジやヒラタケの方が流通しているようですが、ビタミンB2の含有量はホンシメジが圧倒的に多いです。

さらにホンシメジは、カルシウムの吸収を高めたり免疫力を高めたりする効果があるビタミンD、血行を促進したり皮膚や粘膜を健やかに保つ効果があるナイアシン、食物繊維などを豊富に含んでいます。その上、これはキノコ全般にいえることですが、カロリーが低いのでダイエットの強い味方です。

そんなホンシメジは油での調理がおすすめ。ビタミンDは油溶性なので油で調理することで、より吸収を高めることができるのです。カルシウムを効果的に取り入れたい時には乳製品などのカルシウム源と一緒に調理するのもおすすめです。

今回はご紹介を省略したサンマや栗、ブドウ、柿なども美容効果やアンチエイジング効果の高い食材です。この機会にどのような効果がある食材なのかということに注目して、ぜひ効果的に秋の味覚を摂取していただきたいと思います。