Superflyがデビュー10周年を記念し、昨日11月15日に東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアルで「Superfly 10th Anniversary Premium LIVE “Bloom”」を開催した。

約1年8ヶ月ぶりのワンマンライブとなる本公演は、Superflyの名曲にオーケストラアレンジを施された豪華な内容。さらに、今年4月4日にリリースされた『Superfly 10th Anniversary Greatest Hits LOVE, PEACE & FIRE』のテーマをもとに「“LOVE”“PEACE”“FIRE”」の3部構成からなる、1夜限りのプレミアムライブとなった。

ファンクラブ会員でも入手困難なチケットを手にした約1,500人が会場に駆けつけ、久しぶりに開催されるライブのスタートを今か今かと待ち望んでいる中、開場BGMが静まり客電が暗転、観客から大きな歓声が飛び交う中、スクリーンに映像が流れ、Superflyのニュービジュアルが披露された。そこで披露されたニュービジュアルはなんと、Superflyのトレードマークと言っても過言ではない、ロングヘアスタイルからベリーショートにバッサリカットされた姿で映し出され、越智志帆がステージに登場。大きな拍手が沸き起こる中、サウンドプロデューサー蔦谷好位置によるピアノソロ演奏が始まり、第一幕“LOVE”では色とりどりの花に囲まれた志帆が、蕾の時期を表現されたような綺麗な緑色の衣装を身にまとい、代表曲『愛をこめて花束を』を歌唱。MCでは「みなさま10周年記念ライブ楽しんでいますでしょうか!?1日1回きりのこのライブに感謝の気持ちを集約してお届けしたいと思います!」と元気よくファンに向け直接伝え、テンポよく“LOVE”パート最後の曲『輝く月のように』まで駆け抜けた。

第二幕“PEACE”は花が管弦楽器奏者らのところまで拡がり、志帆も全体に花が描かれた衣装に着替え、『You & Me』を志帆が弾き語りで披露。久しぶりに聴く志帆の歌声は弾き語りでさらに魅力を増し、会場にいるファンは釘付けとなる。続けて『あぁ』『Wildflower』『Good-bye』、もう一つの代表曲『Beautiful』を熱唱。映像を印象的に使用した演出と重なり、パワーアップされた歌声とともにファンを魅了した。

本公演ラストの第三幕“FIRE”ではさらに2階席からも花の束が垂れ下がり、舞台全体が花に包まれているかのよう。志帆が動くたびにとても鮮やかな金色が印象的な衣装を着用して、「みんなで盛り上がりましょう!!」と会場を煽り、観客が総立ちの中、現在放送中の米倉涼子主演 テレビ朝日系ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」の主題歌である、『Force』を披露し、ここで会場のボルテージはこの日最高潮に。そして勢いそのままに『Alright!!』に突入。同曲では志帆の力強いボーカル、26人のミュージシャンの圧巻の演奏と照明、さらに会場の熱気が見事に融合され、最高のステージパフォーマンスを見せた。「みんな最高!Superflyを初めてメドレーやります!盛り上がっていきしょう!!」と観客を煽る志帆。割れんばかりの歓声の中、披露されたメドレーでは『タマシイレボリューション』『恋する瞳は美しい』『Bi-Li-Li Emotion』『Free Planet』の4曲を歌唱し、『愛をからだに吹き込んで』で本編を締めくくった。

アンコールでは今回のライブタイトルにもなっている新曲『Bloom』を初披露。「このライブが決まった時にみんなに聴いてもらいたいなと思い新曲を持ってまいりました。愛の歌なんですけどみんなの感謝の気持ちも込めて書きました」と新曲『Bloom』に対する思いを語った。ライブラストは本公演1曲目で披露した『愛をこめて花束を』を会場のファンと一緒に再び歌唱。2時間を超える「Superfly 10th Anniversary Premium LIVE “Bloom”」はアンコール、メドレーを含む全19曲を披露し、幕を閉じた。

(C)石井亜希