イタリア代表、60年ぶりのW杯出場逃す大失態演じたヴェントゥーラ監督を解任!

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▽イタリアサッカー連盟(FIGC)は15日、イタリア代表を率いるジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督(69)の解任を発表した。

▽2016年7月に、前任のアントニオ・コンテ監督を引き継ぐ形でイタリア代表の指揮官に就任したヴェントゥーラ監督。ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選では強豪スペイン代表と同居したグループGで、7勝2分け1敗の成績ながらも2位となりプレーオフに回った。

▽そのプレーオフでは、スウェーデン代表相手に敵地での1stレグを0-1、ホームで行われた2ndレグを0-0で終え、2戦合計0-1のスコアで敗退。なお、1962年大会から14大会連続で本大会に出場し続けていたアズーリにとっては、60年ぶりに予選敗退となる大失態となった。

▽また、自身の志向する[4-2-4]のシステムの機能不全や、FWロレンツォ・インシーニェの起用法、スペイン代表戦や今回のプレーオフにおける“無策”と揶揄される戦術面などに多くの批判が集まっていた。

▽ヴェントゥーラ監督は予選敗退後に辞任を拒否する意向を表明していたものの、今回の失態を重く受け止めたFIGC幹部並びにイタリアの各カテゴリーの代表者は15日にローマで行われた会合の場で、指揮官の更迭を決断した。

▽なお、ヴェントゥーラ監督の後任人事に関しては、現在フリーで筆頭候補とされるカルロ・アンチェロッティ氏を始め、前指揮官のコンテ氏(現チェルシー)、ロベルト・マンチーニ氏(現ゼニト)らの名前が挙がっている。