2ヵ月にわたり、オーストラリアで実施されてきた同性婚の是非を問う国民投票。有権者の79.5パーセントにあたる1270万人以上が参加したという関心度の高さもさることながら、その結果に世界中が称賛!

開票結果は…、賛成が61.6パーセントで圧倒的多数! さらに、すべての州で賛成が反対を上回ったそう。今回の結果ですぐに同性婚が認められるというものではないけれど、今後国会ではどのように民意を反映できるか議論していくよう。

この喜ばしいニュースに、Twitterでは「#MarriageEquality(結婚平等)」がトレンド入りし、大勢のセレブがSNSで喜びを表現している。

▽マイリー・サイラス

「YES!!! オーストラリア、おめでとう!一歩の前進が世界平和への一歩よ。みんな大好き!」

▽エレン・デジェネレス

「今日はいい日よ。オーストラリア、よくやったわね」

▽リッキー・マーティン

昨年彼と婚約したリッキー。「今日は人権にとってはすごくいい日だ。オーストラリアは平等な結婚にYESと言った、ブラボー! 僕は嬉しいよ」

▽サム・スミス

雑誌のインタビューでエルトン・ジョンとカミングアウトについて対談し、さらに、オーストラリアでの投票に対して「2017年に話し合うことではないと思う」などと話していたサム。「オーストラリア、よかった!」

「みんなと現地でお祝いがしたかった」

▽カイリー・ミノーグ

オーストラリア出身のカイリーはハイタッチの絵文字で喜びを表現。「愛は愛。これまでも、これからもね」

▽『カルチャー・クラブ』のボーイ・ジョージ

「やったね、オーストラリア! よくやった! #SSM(同性結婚)」

▽シーア

オーストラリア出身の歌手、シーア。「オーストラリアの国民は大きな声ではっきりと意志を示した #LoveIsLove(愛は愛)」

▽ニック・ジョナス

「オーストラリア、やったね!」

▽ダレン・ヘイズ

『サヴェージ・ガーデン』の元ボーカルで、同性婚をしているダレン。「(結果に)感謝しているし、嬉しい。でも同時にお金を無駄にし、大勢の人に恥をかかせ、ヘイト発言に触れさせ、私たちに基本的人権をせがませた政府に怒っています。オーストラリアの国民にはおめでとうと言いたい。でも政府は、恥を知れ」

オーストラリアのマルコム・ターンブル首相は「国民の圧倒的多数がYESと投票した。今度は我々の出番です。クリスマスまでに実現します」と声明を発表。

一方で、2004年に当時の首相が「結婚とは男性と女性の結合」と法律に付け加えたことや、現在も一部の議員が強く反対しているため、一筋縄では行かないという指摘も。それでも、オーストラリアにとって、そして世界にとっても大きな影響を与えた今回の国民投票。ターンブル首相の宣言通り12月までに合法となるのか…引き続き注目を!