グリーンランドの氷河が爆発しながら崩壊 『不都合な真実2』本編映像

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 11月17日に公開される映画『不都合な真実2:放置された地球』の本編抜粋映像が公開された。

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 本作は、 第79回アカデミー賞で2部門受賞し、ノーベル平和賞を授与されたアル・ゴア元米副大統領のドキュメンタリー『不都合な真実』の続編。前作から10年、世界的エコムーブメントが巻き起こった後、かつてないほどの危機に瀕している地球の“現実”を映し出す。

 このたび公開されたのは、地球が温かくなることで起こる問題のひとつ、氷河融解の現実が映し出された本編映像。映像は、「最も暑い15の年のうち14は2001年以降です。中でも暑いのは2016年」と、ゴアが上昇し続ける気温について説明するところから始まる。続けてゴアが、2016年4月、グリーンランドの気温が大きく平均を上回ったと話し、次の映像では、氷が高温により爆発を起こし、次々と雪崩のように崩れ落ちる様子が切り取られている。

 カルフォルニア大学地球科学科教授のエリック・リグノー博士が、氷が全く見えない山肌を指差し、「山腹のラインが80年代にはあの緑色まで氷だった」と衝撃の事実を説明すると、ゴアは動揺を隠せない様子をみせる。続いて、ゴアが訪れたグリーンランド気象観測基地のコンラッド・シェフテン博士は、2000年から現在までに12メートルもの氷が失われていると説明しながら、1枚の写真を見せ、「これは基地です、氷の上に建てた。支柱も深くね。これが翌シーズンです。今の姿ですよ」と1年で基地の支柱が露わになるほど氷が解ける事実を明かしている。

 共同監督のボニー・コーエンは、「グリーンランドのラッセル氷河で撮影をしていたとき、勢いよく流れる北極の川の淵まで歩いていった。アルは、全てをのみこみながら、しばらくそこに立っていたわ。氷が砕け、海に向かって流れて行った。そこで彼は『前回来たときよりも溶けやすくなっている』と言ったの。彼の表情に畏れを感じたわ。まるで、彼は初めてこの状況を目にしたかのようだった。そして、それは消えていった。何かとっても力強いものを感じた瞬間だった。巨大な氷河に立ち向かう中で、委縮せず、覚悟があったわ」と、異変を起こしている氷河を目の当たりにしたゴアの姿こそ、今の世界における彼の立場を表わしていると明かした。(リアルサウンド編集部)