八木かなえ(写真:Getty Images)

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14日放送、NHK「グッと!スポーツ」では、ウエイトリフティング・八木かなえがゲスト出演。ウエイトリフターとしての恵まれた資質や、最近の悩みを告白した。

高校1年生当時、ウエイトリフティングを体験した初日に40キロを持ちあげ、その4ヵ月後の全国大会では優勝を飾っている八木。その背景には、5歳から中学2年生まで打ち込んでいた体操で培われた脚力や瞬発力があったが、体操自体は「ちょっと自分なりに体操選手としてやっていく自信がなかった」と感じたことで辞めてしまったという。

その一方、ウエイトリフティングの魅力を「1キロで勝負が決まる世界。相手があげられないだろうと思う重量の1キロ上を自分が選択してあげる、重量の駆け引き」と語った八木は、「今まであげられなかった重量をあげられるようになる瞬間が、今までの自分を超えた瞬間で楽しくて」とも――。

また、ウエイトリフターの「あるある」がトークテーマになると、八木は「腕相撲が弱い」と紹介。「ウエイト=パワーなので『腕相撲やろう』とか色んな人に言われるんですけど、結局ウエイトリフティングって脚力なので腕力ってそこまで重要じゃない」と言い、「このあいだ小学生にも負けました」と笑った。

その他にも、「服選びが大変」だという八木は、「自分の体の出していい部分と出してはいけない部分をちゃんと把握して選ぶことで細くみえたり」などと服選びに気を遣っている様子で、絶対出してはいけない部分については、「ここ(腿)と肩回り。肘から下だったり、膝から下は出してもOK」と"自分ルール"を明かした。

さらに、今の悩みについては、「温泉に行くと筋肉があるので注目される」と苦笑い。「声をかけられるまではいかないにしろ、みんな見ている」という八木だが、タオルで体は隠さないようで、「大事な部分は隠すかもしれないですけど筋肉を隠したりはしない。巻いたとしても結局(肩や腿)が出ちゃう」と続けると、「おばあちゃんのリアクションがすごい。『えええ』みたいな。二度見しているのがバレバレなくらいの二度見」と話し、スタジオの笑いを誘った。