来季の福島ユナイテッドFC加入が内定した東山高FW池田昌生

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 福島ユナイテッドFCは15日、東山高(京都)のFW池田昌生(3年)が来季から加入することを発表した。東山からJリーグへと進んだ選手は、6人目となる。

 高校では全国大会出場を果たせなかったため、池田の知名度は決して高くないが、秘めたポテンシャルや伸びしろの多さは、東山の先輩MF鎌田大地(現・フランクフルト)にも劣らない。中学時代はセレッソ大阪U-15に所属。高円宮杯プレミアリーグWESTで活躍していた鎌田の姿に憧れ、東山への入学を決意した。 「サッカーを知っているなという印象で、粗削りだけど経験を積めば良くなると思った」という福重良一監督の期待通り、2年生から主力に定着。パスとドリブルを巧みに使い分けるプレースタイルで鎌田同様にチームでも目立つ存在となった。

 しかし、怪我もあり、インターハイ予選や選手権予選で活躍できず。今年もインターハイ出場を逃がし、アピールの場を掴むことができなかったが、サガン鳥栖時代に鎌田を獲得した湘南ベルマーレの牛島真諭スカウトの目に留まった。

 インターハイ予選後には、湘南の練習に参加。「攻守の切り替えが東山とは、まったく違った。球際やゴール前での攻防での激しさ、獲った瞬間の攻撃の速さを感じた」と振り返るように、プロの世界を知ったことで更なる成長を誓った。10月には、湘南の提携先である福島にも練習参加し、実力をアピール。そして、福島への加入が決まったが、湘南の牛嶋スカウトからも「目が届きやすい福島で成長して、いずれは湘南に加入して欲しい」と声をかけられたというほど、実力は高く評価されている。

 プロのレベルを知ってからは、粗削りだったプレーが大きく改善した。特に、オフ・ザ・ボールの質が良くなり、「攻守の切り替えとゴール前のプレーでの重要性を改めて感じた」と話すように、これまでは攻撃一辺倒だったプレーを改め、守備でも手を抜かなくなった。

 福重監督が、成長した点として挙げるのはゴールに対する姿勢。裏へ抜け出す回数と、「絶対にゴールを獲ってやる」との思いで、どん欲にクロスへ飛び込む場面が増えており、「鎌田とまったく違うタイプのFW。センスよりも努力でレギュラーを勝ち取って欲しい。中山雅史選手のように運動量を惜しみなく発揮して、チームに貢献しながら、泥臭く点が獲れる選手になってくれれば」とエールを送る。「18、19歳で経験を積むことで、もっと伸びる」とも続けるように、福島で結果を残せば将来の可能性も広げることができそうだ。

 今年春に「大地クンに憧れて、東山に入った。いつかは追いつき、追い越すくらいの勢いでやっていきたい」と話していたように、プロ入りはゴールではなく、あくまで通過点だ。海外へと羽ばたいた先輩に続くため、1年目からの活躍を狙っていく。

(取材・文 森田将義)
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