北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、日本の安倍晋三首相を非難する論評を配信した。

安倍氏は今月6日、トランプ米大統領と日米首脳会談を行った。論評は、安倍氏が会談後の共同記者会見で「朝鮮問題において日本と米国の立場が100%一致するということを再度強く確認するという繰り言まで言った」と指摘した。

これに対して、「上司の対朝鮮敵視政策実現の先頭に立って軽々しく振る舞っている忠犬のずる賢い行動は実におぞましさをかき立てる」と非難した。

つづけて、「安倍が面映ゆいほどに上司をおだてながら北侵核戦争熱を積極的に鼓吹したことには自分なりの下心がある。それは、もうろくした老いぼれトランプの虚勢をあおり立てて情勢を引き続き激化させ、その中で漁夫の利を得ようとすることである」とした。

また、「誰それによる『安保脅威』カードを掲げて執権の危機を免れることで面白みを覚えた安倍は意気軒昂として、上司の核戦争騒動を露骨にあおり立てている」と述べた。

さらに、「米国を後ろ盾にして大陸侵略の道にまたもや踏み出そうとするのは、島国一族が変わることなく追求してきた野望である」と強調した。

その上で、「日本は、張子の虎にすぎない米国にへつらって軽々しくのさばっていては悲惨な終えんを迎えることになるということを銘記すべきである」と忠告した。