後半33分から途中出場したFW乾貴士

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[11.14 国際親善試合 日本0-1ベルギー ブルージュ]

 後半33分からFW原口元気と交代で左ウイングの位置に入った日本代表FW乾貴士(エイバル)は、短い出場時間でありながらも見せ場をつくった。出場直後、左サイドでボールを受けると、中へ切れ込みながら右足でシュート。GKの好セーブに弾かれたが、グラウンダーの鋭い弾道には可能性が詰め込まれていた。

 しかし、結果は0-1だった。いくら善戦しても、これが公式戦なら勝ち点にはつながらない。W杯本大会まであと7か月。乾は「今日も良い試合をしたと思うし、もしかしたら引き分けられたかもしれないけど、それではW杯でグループリーグを突破できない。良い試合をしただけではなく、どこでどうやったら勝てるかを考えていかないといけない」と現実に目を向ける。

 欧州遠征2試合で分かったのは、日本が良さを出せるのは高い位置から相手にプレッシャーをかけたときだったということ。「ブラジル戦でもベルギー戦でも前から行くときにみんなでハメることはある程度うまくできたし、チャンスもつくれたかなと思う。それを長い時間できるようにしたい」。攻撃力を持ち味とする男が、泥臭く勝つ方法を本気で考えている。

(取材・文 矢内由美子)


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