62分にベンチへ退くまで、持ち前のボール奪取とシンプルなパスさばきでリズムを作った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[親善試合]日本0-1ベルギー/11月15日/ブルージュ(ベルギー)
 
「立ち上がりからプレスをかけてボールを奪おうという話をしていたし、実際に守備は機能していた。そこからの速攻で点を取ることができれば良かった。勝つチャンスはあったので、“決めるか決めないか”という部分だと思う」
 
 4-3-3のインサイドハーフで起用された長澤和輝は、A代表初出場とは思えない堂々としたパフォーマンスを披露。持ち前のボール奪取や正確なパスでリズムを作り出すなど、大きくアピールに成功した。
 
 そんな長澤がハリルホジッチ監督に見初められたのが、10月18日に行なわれたACL準決勝・第2戦の上海上港との一戦だった。ボールを奪う技術と前に運ぶ推進力が注目され、日本代表入りを果たしたのだ。ただ、アジア最高峰の戦いとは違った感覚があったと明かす。
 
「ACLというよりは、ドイツでプレーしていた時(2014〜15年にケルンに在籍)の感覚に近かった。屈強な選手が揃っていて、プレッシャーも早かった。(ケビン)デ・ブルイネや(ロメル・)ルカクといった個の力が強い相手に対して、組織的な守備からチャンスを狙いたかった」
 
 世界屈指の強豪相手にも持ち味は通用した。香川真司(ドルトムント)、倉田秋(G大阪)、柴崎岳(ヘタフェ)らライバルは多いが、彼らに比べると“ボールを奪える”という明確な強みがある。確かな一歩を踏み出した長澤が、この先代表に定着できるか。そして、ロシア行きの切符を掴めるか。ACL決勝や、残り2試合となったJリーグでのプレーに注目が集まる。

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