ラファエル・ナダル【写真:Getty Images】

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ATPツアーファイナル、ゴフィン戦に敗戦後に棄権「十分なパワー出せなかった」

 男子テニスのシーズン最終戦、ATPツアーファイナルに出場していた世界ランク1位、ラファエル・ナダル(スペイン)は13日(日本時間14日)に行われたラウンドロビン初戦、ダビド・ゴフィン(ベルギー)に敗れ、試合後に大会棄権を発表。よもやの形でシーズンを終えたナダルだが、会見では来季開幕までに万全にすると誓った。英公共放送「BBC」が伝えている。

 ナダルが最後まで戦い抜けず、大会から姿を消した。

 前戦のロレックス・パリ・マスターズを棄権するなど、膝の状態が心配されていた王者。ゴフィン戦は、第1セットを先取されながら、第2セットをしぶとく奪い返し、最終セットへ。しかし、最後は4-6で力尽きた。

 記事によると、ナダルは約2時間半にわたる熱戦後の会見で「奇跡だったよ」と話し、こう続けたという。

「これでシーズンは終わり、オフ期間に入る。プレーできる準備にはない。自分は試合中、この試合がシーズン最後の試合で、大きなチャンスになるであろうことを理解しながらプレーしていた。それは痛みの問題だし、十分なパワーを出してプレーすることはできなかった」

来季に完全復活を宣言「適切な休息を取りつつ、適切な練習をする」

 ここ数シーズンは度重なる負傷で精彩を欠いていたが、今季は1月の全豪オープン決勝で永遠の好敵手、ロジャー・フェデラー(スイス)と激戦を演じ、ともに復活を印象づけた。得意の全仏オープンは通算10度目となる優勝を果たし“赤土の帝王”の異名を再び知らしめ、全米オープンも制覇。世界ナンバーワンに返り咲いた。

 ただ、31歳を迎えたベテラン。コンディションには細心の注意を払い、新シーズンを前に回復に努めることを最優先したようだ。

「今回良かったことは、新たな箇所の負傷ではないことだね。僕らは適切な休息を取りつつ、適切な練習をする。そして、来シーズン開幕までにしっかりと準備していくつもりだ」

 努めて前向きな様子のナダル。来季はアンディ・マレー(英国)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、錦織圭(日清食品)ら実力者が負傷を癒し、戦線復帰してくる。さらなる躍進を目指すナダルの視線も、すでに来季へ向いているようだ。