(CNN) トランプ米大統領はアジア歴訪の最終日となった14日、フィリピンのマニラで東アジアサミットに集まった首脳らとの非公開の昼食会に出席し、ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャが難民となっている問題に言及した。トランプ氏はこの後、大統領専用機で帰国の途に就き、歴訪は成功だったとの認識を示した。

記者団に配られた準備原稿によると、トランプ氏は昼食会で、少なくとも60万人のロヒンギャが自警団や治安部隊の攻撃を受けて避難していると指摘。米国は暴力停止や残虐行為の責任追及、難民の安全な帰還に協力すると表明した。ミャンマー政府の関与姿勢を歓迎し、諮問委員会による提言の履行を支持するとも語った。

12日間に及んだ歴訪で、トランプ氏が人道問題について正式に発言したのは今回のみだった。15日にはティラーソン米国務長官が暴力停止を求めてミャンマー入りする。

トランプ氏はマニラを出発する前の記者会見で、フィリピンから「この上なく」手厚い待遇を受けたと述べた。同国のドゥテルテ大統領とオバマ前米大統領の関係は「控えめに言ってもひどかった」としたうえで、「今では非常に強い関係が結ばれている」と語り、同国は特に軍事面で戦略的な重要性が高いと強調した。

帰国の機中では記者団に、歴訪を通して「たくさんのことを達成し」「たくさんの素晴らしい友人ができた」と振り返り、特に安全保障、軍事と貿易の分野で「大変満足している」と語った。相手国による米国への対応は今後大きく変化するだろうと述べ、「何年かのうちに信じられないような数字がみられるだろう」と、成果に期待を示した。