ゴールにあと一歩のところまで迫った浅野拓磨。あとは結果を出すだけなのだが...写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[親善試合]日本0-1ベルギー/11月15日/ブルージュ(ベルギー) 

 14日のベルギー戦で先発起用された浅野拓磨にとっては改めて課題を突き付けられた一戦だった。
 
 攻撃も守備も100パーセント――。豊富な運動量を生かし、攻守にわたって右ウイングで精力的な動きを見せた。守備では「自分のポジションでは守備も重要になってくる。(酒井)宏樹君やボランチの人と声を掛け合いながらそこはやれていたとは思う」という浅野の言葉通り、周囲と上手く連係しながらプレー。そこから素早く攻撃に移り、自慢のスピードを生かして好機に絡んだ。
 
 ただ、浅野の主な仕事は点を取ることであり、ゴールに絡むことだ。その観点で考えれば、悔いが残る。この試合で得点を生み出せず、「個人的には最後の質やクロスのレベルを上げていかないと厳しいなと感じた。この世界は1本のクロスでゴールが決まるので、そこが明らかに自分には足りないと感じた」と反省の弁を述べた。
 
 とりわけ、開始早々に見せた2つの”仕掛け”はもったいない場面だ。2分に相手の背後を突いた浅野はスピードを生かしたプレーでゴールへと猛進。しかし、決め切ることができない。その直後の7分には数的優位な状況からクロスを供給するが、相手DFにクリアされてしまった。前者の場面ではひとつ前にもシュートを打つチャンスがあり、クロスのところでも正確なボールを入れていればビッグチャンスになり得た。
 
「あとは攻撃で最後に決め切る力やクロスの質。そこは個の能力なので、自分もチームに帰ってレベルアップしないと生き残れないと思う」(浅野)

 改めて痛感させられた世界との差。危機感を募らせる浅野はワールドカップまでの7カ月間でベルギー戦やブラジル戦で感じた力量不足を埋めるつもりだ。

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