「レベルを上げていかないと厳しい」 ベルギー戦不発の浅野、“精度向上”の必要性を痛感

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前線からの守備では貢献も、フィニッシュやクロスでのミスを反省

 日本が誇る“ジャガー”ことFW浅野拓磨(シュツットガルト)は、欧州遠征2連戦を終えて、持ち前のスピードに加えて“質の向上”を果たさなければならないと痛感したようだ。

 現地時間14日に行われた国際親善試合ベルギー戦に先発出場し、何度かチャンスを迎えたものの無得点。フィニッシュワーク、クロスの質について「明らかに足りない」と試合後に話した。

 ブラジル戦での浅野は後半からの途中出場で即ドリブル突破を仕掛け、シュートに持ち込むなどストロングポイントを発揮した。それを買ってバヒド・ハリルホジッチ監督は、ベルギー戦に右ウイングで先発起用。「しっかり守備をしてから入ろうという話をしていたので、ボールを持たれる時間も長かったですけど、それは計算通りというか。自分たちの守備ができた方が多かったかなと思います」と、前線からのプレスにおいてはファーストディフェンダーとして奮闘を見せた。

 その一方で、難しさを感じたのは攻撃面だ。「チームとしても、もっともっと裏を狙っていこうというのはありましたし、自分も常に裏を狙っていました」という通り、俊足を生かしたスタイルで仕掛け、前半2分にはこの日最初のシュートを放った。しかし時間が進むごとに攻撃での存在感が希薄となり、後半23分にFW久保裕也(ヘント)と途中交代した。

 ベルギー相手に浅野が感じたもの。それはフィジカルではなくプレークオリティーの部分だった。

「自分には明らかに足りないところだなと…」

「攻撃でもいい形が作れた場面もありましたけど、やっぱり個人的なところでは最後の質であったり……クロスというところもレベルを上げていかないと、厳しいなと。この世界では1本のクロスでゴールが決まったりしているので、そこが自分には明らかに足りないところだなと感じましたね」

 日本は何度か効果的なサイドアタックを仕掛けたものの、ゴール前に上げたクロスがベルギーの長身DF陣に余裕をもって跳ね返されていた。現状のシステムでは両サイドのFWはシュートだけでなくサイドでラストパスを供給する役割も求められるため、精度をさらに高めないとゴールへの予感は漂わない。そのように自覚している浅野は、今回の連戦を教訓にブンデスリーガでの戦いでさらなる成長を果たせるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images