世界トップクラスのプレーを肌で感じた欧州遠征の2連戦。井手口の心境も少なからず変化したようだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[親善試合]日本0-1ベルギー/11月15日/ブルージュ(ベルギー)
 
 世界トップクラスの差をまざまざと見せつけられた。
 
「(デ・ブルイネに)プレッシャーに行っていたつもりだったが、まだまだ甘いし、自由にボールを配給させてしまった。ゴール前まで飛び出されてシュートを打たれる場面もあったので、もっと寄せないと」
 
 そう反省した井手口陽介は、長澤和輝とともにインサイドハーフとしてベルギーの司令塔であるデ・ブルイネに厳しいプレッシングを仕掛けたが、ワールドクラスの技術に翻弄される場面が散見した。

 もちろん「3バックの右がフリーでボールを持つシーンがあったが、みんなの声を聞きながら行くか行かないかの判断は多少は上手くやれていた」とポジティブな部分はあった。「集中してブロックを組めていた」のも悪くはなかった。
 
 だが、「ボールを奪ったあとに後ろではなく、いかに前に運べるかだと思う」と世界と伍するための反省は尽きない。奪ってからいかに前につけられるか、の大切さを井手口は再認識した。
 
「僕のポジションは(ヴァイッド・ハリルホジッチ監督から)ワンタッチ、ツータッチでプレーしろと言われている。そうやって捌きながら、なおかつ裏を狙えるようになれば、監督の求めている形を体現できるんじゃないかな」
 
 とにかく、足りないものばかりだ。「個人としてすべてにおいて自分には物足りなさを感じた」。ただ、気ばかり急いても仕方がない。まずは「(G大阪に)戻ってから、できなかった部分を毎日のトレーニングから追い求める」こと。一歩一歩進むしかない。
 
 そんななか、「足りないもの」を感じるとともに、ある想いも増した。それは“海外挑戦”。「こういう選手たちと戦えたことで、多少は『海外でプレーしたい』気持ちは出てきた」というのだ。
 
 早ければ今冬、もしくは来夏にも、日本代表としてではなくクラブレベルで、借りを返せるシチュエーションが生まれているかもしれない。
 
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