ピッチに乱入した犬が選手に向かって強烈なタックル【写真:Getty Images】

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アルゼンチンで試合中に選手を後方からタックル…ファン笑撃「主審、イエローカード!」

 海外サッカーで、試合中にピッチに現れた“乱入者”が選手に豪快なタックルをかまし、倒してしまう事態が発生。問題のシーンをFOXスポーツアジアが公式インスタグラムに動画付きで紹介したが、映像を見たファンからなぜか笑いが……。海外メディアも報じるなど、世界で話題を呼んでいる。

 選手が激しく転倒した。しかし、なぜか観客は沸き、笑いすら聞こえてきそうだった。珍事が発生したのは、アルゼンチンのセントラル・コルドバ―スポルティーボ・ラス・パレハスの一戦。しかも、試合中だった。

 セントラル・コルドバがセンターサークル付近の最終ラインでボールを回していた時だ。相手のプレッシャーもなく、悠々と中盤から左サイドにいたマルコス・サンチェスへ、グラウンダーのパスを出した。この時、悠然とボールにプレッシャーをかける何者かが現れた。しかし、相手のラス・パレハスの赤と緑のユニホームでもなく、そもそも体がやけに小さい。一体、正体は……。

 犬――。犬だったのだ。どこからやってきたのか、雑種の茶色い中型犬は猛然とボールに向かってダッシュ。そして、ボールをキープしたサンチェスに対し、背後から激しく体をぶつけ、タックルを見舞った。思わぬ“乱入者”にサンチェスもバランスを崩し、ピッチにあおむけに倒れ込んだ。そして、見事にボールを奪った犬は得意げにキープ。誇らしげにしっぽは振られ続けていた。

“リアル闘犬”出現に驚きと笑いも、最後は“退場”…しっぽはついに垂れ下がる

 かつて「闘犬」と言われた元イタリア代表ガットゥーゾもびっくりの“リアル闘犬”。スタジアムは驚きと笑いで騒然とした。しかし、次の瞬間、レフェリーの笛が……。プレーはいったん止められ、苦笑いで立ち上がったサンチェスに捕まり、あえなく“退場”に。体を抱えられ、身柄を関係者に渡されると、あんなに揺れていたしっぽもいつの間にか垂れ下がってしまっていた。

 一連のシーンをFOXスポーツアジアは公式インスタグラムに動画付きで紹介。「誰が犬を放ったんだ? アルゼンチンの試合で選手が犬にボールをとられる」と笑顔の顔文字付きでつづったが、映像を見ると、完全に背後からタックルしており、本来なら“悪質タックル”。ファンから「レフェリー、イエローカード!」とユーモアたっぷりなコメントも上がっていた。

 さらに、英紙「ザ・サン」も「アルゼンチンでの試合で、犬がピッチへ侵入し選手にタックル」と特集。「愉快なことに、アルゼンチンでのサッカーの試合中に雑種犬が乱入し、選手からボールを奪い、さらに試合終盤に再びピッチへ戻るということが起き、サッカー選手達を押し抜ける注目を集めた」と紹介している。

 しかし、試合は「この一件から立ち直った」(ザ・サン)というコルドバがラス・パレハスに1-0を勝利。Jリーグ、日本代表の試合では到底、お目にかかれず、何かと“乱入者”の多い南米ならではのシーン。予期せぬ展開にも動揺することなく、戦い抜いたコルドバの選手もお見事だった。