西川周作(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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ヨーロッパ遠征のGKに西川周作が選ばれ、また川島永嗣、東口順昭とのトリオに戻った。だが練習風景がこれまでと違う。

この3人でトレーニングをするとき、一番最初にゴール前でボールを受けるのはほぼ川島で、次が西川、最後が東口だった。ところが今回は、川島、東口、西川の順番になっている。GKコーチが指示しているようには見えない。西川がすっと東口に譲っていた。

トレーニングの順番を指摘すると、西川はハッとした表情になった。もしかすると西川は無意識に遠慮していたのかもしれない。

「そうですね、あの、チャレンジ、チャレンジャーとして、戻ってきたと思っているので」

「今回は自分にとっては、まず戻ってきてみんなとトレーニングできるということが何よりの喜びでしたし、2番手、3番手という意識はなかったのですが、久しぶりに戻ってきたので」

そう答えながら、次第にプライドも蘇ってきたようだ。

「キャッチする順番とかは一番最後に回ってましたけど、そこはまぁ、自分は経験もあるので、そこは」

「試合に入れば自分の持ち味だったり、声だったりどんどん出そうと、そういう準備はやっていたので。本当に充実した代表合宿でした」

そういうと西川はニッコリと笑った。闘争心溢れる笑顔だった。それは西川が日本代表で昔見せていた表情だった。

【日本蹴球合同会社/森雅史】