左インサイドハーフで先発したMF井手口陽介

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[11.14 国際親善試合 日本0-1ベルギー ブルージュ]

 チームとしてうまく守れた手応えはあったものの、個人のパフォーマンスには到底満足できなかった。左インサイドハーフで先発した日本代表MF井手口陽介(G大阪)はMFケビン・デ・ブルイネをマーク。ベルギーの攻撃のキーマンを抑える重要な任務を受け持った。

「プレッシャーに行ったつもりだったけど、全然まだまだ甘い。自由にボールの配給もやらせてしまったし、ゴール前に飛び出されてシュートも打たれた。全然まだまだ寄せないといけない」

 10日のブラジル戦(1-3)ではハマらなかったプレスも改善され、前からプレッシャーに行くときとブロックを作って守るときのメリハリもあった。「曖昧にならず、行くときは行く、行かないときは行かないという部分はブラジル戦よりハッキリできた」。だからこそ、個人のプレーに納得できなかった。

 攻撃に移ったときもボールを奪ってからの精度に課題を感じた。「どれだけ前に運べるか、取ったあとに前に付けられるかどうか。そこが大事というのがこの試合で分かったこと」。守備だけでなく、チャンスメイクも求められるインサイドハーフとして、「すべてにおいて自分に対して物足りなさを感じた。できなかったところを練習から毎日追い求めていきたい」と厳しい表情で言った。

 ブラジル戦ではMFカゼミーロをマークし、ベルギー戦ではデ・ブルイネと、2試合連続で世界トップレベルの相手と激しくマッチアップし、その強さ、上手さを肌で感じることができた。海外でプレーしたい気持ちが強まったのでは? 報道陣の質問に「多少はそういう気持ちが出てきた」と答えたのは偽らざる本音だろう。

(取材・文 西山紘平)


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