ファッションデザイナーのカール・ラガーフェルド氏(2017年10月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドイツ出身のファッションデザイナー、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)氏が、国境を開放して多数の移民を受け入れたアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相を批判する際にホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大量虐殺)を持ち出したことから、非難の矢面に立たされている。

 ラガーフェルド氏は11日、仏テレビC8の番組に出演し、「何十年もの時がたっているとはいえ、ユダヤ人を何百万人も殺害して、彼らの最悪の敵を何百万人も受け入れることはできない」と述べた。

 さらに「私のドイツ人の知り合いは、シリアの若者を受け入れた4日後に『ドイツによる最も偉大な発明はホロコーストだ』と言っていた」と語った。

 フランスのメディア規制当局が13日に明らかにしたところによると、このコメントに数百件もの苦情が寄せられたという。

 シャネル(Chanel)のデザイナーでアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)によるナチス・ドイツ(Nazi)下のハンブルクに生まれたラガーフェルド氏はこれまでも、2015年以降、100万人以上の難民を受け入れてきたメルケル氏を激しく非難してきた。

 ラガーフェルド氏は11日の番組では他にも「メルケル氏はすでに(移民を)何百万人も受け入れ、彼らは社会に溶け込み、仕事もしているし、うまくやっている。ギリシャ危機で意地悪な継母とみられた自分のイメージをよくするために、さらに100万人も受け入れる必要はなかった」「人権の国フランスでさえ、よくは知らないが、受け入れたのは1万か2万人くらいだ」などと持論を展開した。
【翻訳編集】AFPBB News