ベルギー戦の前日会見でスタメンについて言及したハリルホジッチ監督。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 現地時間の11月13日、14日のベルギー戦に臨む日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が前日会見を行なった。そこで「ブラジル戦からメンバーを代えるのか?」という質問に対し、「2〜3人入れ替える可能性がある」「前回の合宿のハイチ戦のように大きく入れ替えることはありません」と回答。チームのベースとなるのはブラジル戦のメンバーということを明言した。

 ブラジル戦のスタメン(システムは4-3-3)は、GKが川島永嗣、4バックが酒井宏樹、吉田麻也、槙野智章、長友佑都、ダブルボランチが長谷部誠と山口蛍、トップ下が井手口陽介、3トップが久保裕也、大迫勇也、原口元気という顔ぶれだった。そこから2〜3人代わるとして注目したいのが、ウイング。3バックを敷くベルギーの特長を考えると、敵ウイングバックの裏に出来るスペースを突けるかが勝敗を左右するポイントになりそうだからだ。

 となると、右は久保より縦への突破、スピードに優れた浅野拓磨か、そして左は原口よりテクニックに秀でた乾貴士だろうか。いずれにしても、ベルギーの守備網を攻略する鍵は左右のウイングにあるといっていい。

 前日練習でフルメニューをこなせなかった長谷部が欠場するかもしれない中盤は、井手口、山口、そして今回初招集の長澤和輝、もしくはブラジル戦でも試された森岡亮太か。中盤から前の選手で3人を代えるとなると、最終ラインとGKはブラジル戦と同じメンバーで臨む可能性が高い。

 ハリルホジッチ監督も「ブラジル戦から10人入れ替えてベルギーのような質の高いチームと対戦すれば大きなリスクが伴います」と言っているように、特に守備面ではギャンブル的な采配はないと思われる。

 仮に最終ラインがブラジル戦と同じだとして、ベルギーの強力な攻撃陣を抑え込むような展開になれば、CBの槙野はロシア・ワールドカップ本大会に向けて有力なスタメン候補になるかもしれない。

 逆にベルギーにも完敗すれば、スタメン争いは一旦は白紙のような状態に戻る可能性も……。これまで積み上げてきたものがなんなのか、ベルギー戦はハリルジャパンの真価が問われる一戦と捉えることもできるだろうか。