朝鮮半島の板門店できのう13日(2017年11月)午後3時半ごろ、北朝鮮の兵士が境界線を越え、南に50メートルほど入った地点で北側から肘や肩に銃撃を受けて倒れているところを韓国軍が見つけて病院に運んだ。森林地帯で夜中に軍事境界線を越えて亡命する兵士はいるが、南北が接触する板門店の共同警備区域で起きたのは極めて異例だ。

板門店付近に配備される兵士は、北朝鮮内でも忠誠心の高いエリートとされる。特権層や高官クラスの息子たちが多く、最高の食事や補給品を受けるという。それがなぜ?

笹川平和財団の小原凡司研究員は、国内での立場が危うくなった、金体制を見限った、米国の軍事力行使が近づいて危険を感じたの可能性三つをあげる。ちょうど米軍が日本海に空母3隻を展開しており、こちらも異例の事態だ。

司会の加藤浩次「これはもう無理と兵士が考えたのかな」

下川美奈(日テレ解説委員)「エリート兵士が亡命するぐらい、北朝鮮は深刻なのかも」

小原氏は「現場の兵士が直接上層部で働いているわけではないが、家族内で情報をとっている可能性はある」という。

ロバート・キャンベル(国文学研究資料館長)「米軍の展開は、過去の例から見ると行動開始の強力なシグナル。北朝鮮内でもそれがわかっている。一触即発の状態がつのっていると見ていい」

緊張の実感がないのは日本人だけということなのだろうか。