【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)前政権時代に情報機関・国家情報院(国情院)が多額の裏金を朴氏側に上納していた疑惑を巡り、ソウル中央地検は14日、国情院の院長だった李丙ギ(イ・ビョンギ)容疑者を逮捕したと発表した。

 検察関係者は「取り調べなど諸般の事情を総合的に踏まえ、緊急逮捕した。これから令状を請求するかどうかなど決める計画だ」と説明した。検察は前日に李容疑者を出頭させ、取り調べていた。

 駐日大使だった李容疑者は2014年7月から15年3月まで国情院長を務め、その後は朴前政権の大統領秘書室長に起用された。

 検察は月額約5000万ウォン(約500万円)だった上納額が李容疑者の国情院長時代に1億ウォンに倍増した事実を確認。同容疑者を含む朴政権時代の国情院長3人は、国情院の特殊活動費を流用して朴氏側に計40億ウォンを上納し、国に損害を与えた疑いが持たれている。

 この3人は検察の調べに、「朴前大統領の指示」と思われる青瓦台(大統領府)側の要求を拒むことができず、慣行として受け止めたという趣旨の供述をしたと伝えられる。