ベルギー戦前日の記者会見で、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は守備のブロックの高さには3種類あると言い、どれを選択するのかは選手が決めなければいけないと語った。

誰が「スイッチ」となって相手からボールを奪いに行くのか。井手口陽介は自身の役割をはっきり認識していた。

「ベルギーも本当に世界トップクラスの相手だと思うので、まずしっかり組織で守って、しっかり声を出して、前を動かしながら、行くときと行かないことのメリハリをつけたいと思います」

「(スイッチの役割は)本当に僕のポジションがやっていなかいといけないと思います。後ろに頼りっぱなしではなくて、僕のポジションでFWを動かして、守備のスイッチが入れられるようになればいいのではないかと思います」

奪うと同時に攻撃の第一歩にもならなければならない。ブラジル戦ではどんなことを学んだのだろうか。

「(ブラジル戦では)ボールを奪っても前を見ないとプレシャーが早いから横や後ろへのパスになってしまって攻撃のスピードが遅くなるので、(相手守備陣の)裏を意識しなければいけないと思いました」

練習ではハリルホジッチ監督から「自分のポジションから離れるな」とアドバイスされたそうだ。サイドまで抑えにいっていたポジショニングを修正し、自分のゾーンを守るようにと指示されている。

「僕自身、強豪国とやったことがないのでまた新しい発見がある」という井手口は、試合をこなすごとに多くの経験値を得ている。ベルギー戦ではさらに成長した姿が見られるに違いない。

【日本蹴球合同会社/森雅史】