千葉雄大が掲げる“商店街の復活”への思い 『民衆の敵』新人議員が一致団結へ

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 『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜』(フジテレビ系)にて、あおば市議会の新人議員としてデビューするのは主人公の佐藤智子(篠原涼子)の他にも、藤堂誠(高橋一生)、小出未亜(前田敦子)、岡本遼(千葉雄大)、園田龍太郎(斎藤司)の4人がいる。これまでの放送では、佐藤と藤堂の活躍ばかりが目立っていたが、第4話では岡本がストーリーの軸として登場。新人の立場ながら議会の場で堂々と演説をし見事決議案を本会議にて可決させる姿、そしてその裏で動く“政治”が描かれた。

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 岡本と小出は同じ中学校の出身。今は廃れた街の商店街にあるオカモト電器が岡本の実家であり、父親の借金で夜逃げしたことを小出は知っていた。2人はランチに商店街に出かけるも、シャッターは閉まっており、ファミレスには朝から井戸端会議を続ける商店街のおばちゃんたちが大勢いた。もともと、岡本のマニフェストは「商店街の復活」。しかし、当の住人は完全に諦めモードだった。

 行き場のない子供たちを支援する「あおばこども食堂」を、岡本ら新人議員たちは商店街に提案。「商店街を上手く活用すれば、いろんなことができますよ。昔は商店街が家族みたいだったんです」と張り切る岡本だったが、1期目の新人であること、持続性のある商店街全体にできることを決議案として通したいと半年は様子を見ることに。政治の理解できない佐藤は、藤堂の言う「急がば回れ」の言葉の意味も分からず、有志で「あおばこども食堂」を開く。ボランティア状態で始まった食堂は、最初こそ上手くいくものの人手不足により破綻。目先のことしか見えない佐藤に、岡本は「あなたのやってることは子供の文化祭と一緒なんだよ! 祭りで終わらせちゃ意味ないだろ!」と憤りを見せる。その言葉は、商店街を大きな家族と考える岡本の思いそのもの。一過性で終わらせないためにも、藤堂の言う通りに長期的な準備が必要不可欠なのは明らかだ。

「あおば市の商店街の活性化に関する決議」として、岡本は商店街への愛を本会議にて演説。佐藤、小出、藤堂……と賛同の拍手は連鎖していき、ついに多数派のドンである犬崎和久(古田新太)までもが拍手を行う。犬崎派と市長派。1期目の新人が決議案を可決させることは難しい。しかし、そこに議会を牛耳る犬崎が力添えすれば、形勢は一気に裏返る。手を回していたのは、佐藤。「俺を利用するってことだぞ。忖度は分からなくても、それがどういうことか分かるよな」と犬崎に言われながら、佐藤はまた一つ“政治”を覚えていくのだった。

 ドラマ序盤では、ニューポート計画の中止を河原田市長(余貴美子)が公約通りに宣言していたが、もともと計画を推進していたのは犬崎派。和美(石田ゆり子)の勤める新聞記事には、「市民からも反発の声があがりそうだ」という反発を誘導するような一文が追記され、圧力により上層部が記事に手を加えていることを察する。次週、第5話では汚職の内部告発、政治の影でうごめく裏切り者が登場。「物語は急展開へ」のテロップが示すのは、派閥争いか。

(渡辺彰浩)