11月7日、ランボルギーニはMIT(マサチューセッツ工科大学)の化学物質学科と機械工学科のふたつの研究所とのパートナーシップによって、ランボルギーニの将来像を示すエレクトリック・ハイパーカーのコンセプト「Lamborghini of the Terzo Millennio」を発表した。

このEVハイパーカーコンセプトの技術的な注目点のひとつに、エネルギー貯蔵システムとしてスーパーキャパシタを用いることが挙げられる。スーパーキャパシタは、電気二重層キャパシタの総称。有機電解液とアルミや炭素を原料とした簡単な構造となっており、一般的な電池のように重金属を用いないため環境負荷が少ないだけでなく、充放電時のエネルギーロスも少なく、電池では不可能な瞬時の充放電が可能。寿命はとても長く、一般的な電池の100倍程度になるといわれている。

これをエネルギー源に、4つのホイールそれぞれに電気モーターを組み込んだ4輪駆動を採用。4輪それぞれを個別にトルク制御する。

技術的なチャレンジはそれだけでなはい。ランボルギーニがこれまでも積極的に取り組んできたカーボンファイバー技術を、このコンプトで発展させる狙いもある。新たな取り組みとして「自己回復」の概念に基づき、治癒化学物質を利用することでボディが自ら監視・修復する機能を盛り込んだ。これによりカーボンファイバーに生じる亀裂・損傷の危険を減少させられるので、カーボンファイバーの使用パートをさらに増やすことができる。つまりさらなるボディの軽量化が可能になるというわけだ。

 

ボディのスタイリングは、これまで培ってきた空気力学を応用したまったく新しいアーキテクチャーで、鍛造コンポジット技術をベースにしたモノコックシャシーと組み合わせたもの。デザイン面での特徴として、前後のライトのY字型モチーフが挙げられる。