日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督がベルギー戦の前日記者会見に臨んだ【写真:田中伸弥】

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 日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は現地時間13日、翌日にベルギー・ブルージュで行われるベルギー代表との国際親善試合に向けた記者会見に出席した。

 すでに来年行われるロシアW杯への出場権を獲得している日本だが、出場国の中でもFIFAランキングは下から数えた方が早く、来月に予定されているグループリーグの組み合わせ抽選でも困難が待っていそうな情勢だ。

 ハリルホジッチ監督も、W杯出場国のうち最もFIFAランキングの低い国々が入る「ポット4」に振り分けられ、グループリーグで対戦する国々が全て格上になることを理解している。だからこそブラジルやベルギーといった明らかに実力差のある国とのテストマッチに挑んでいる。

 ゆえに「W杯に向けてまだまだチームに変化をもたらさないといけない。テクニックやメンタル、フィジカルでも変化しないと」と指揮官は厳しい。10日のブラジル戦では前半のうちに3点を失い、力の差を見せつけられた。

「ブラジル戦の立ち上がり20分が偶然なのかどうかも考えないといけない。守備の選手たちが15〜16回ボール失った。そのような形がどこから来るのか私はわかっている。しっかりトレーニングしないと。このような試合は学ぶ場だ」

 だが、「後半には誇りを持っている」ともハリルホジッチ監督は語る。「この前の日本のように(ブラジル相手に)チャンスを作ったチームはない。アルゼンチンもそこまでではない。過小評価している人がいても、私には満足できるものがあった」と、試合内容への酷評や批判に納得いかない様子だ。

「立ち上で3-0、PKが2つあった。(左利きの)マルセロが右足で決めたことに驚いているだろう。3失点も、いい形を作った中で失った。それは教訓にしないといけない。ブラジルはやはり強かったと初めて気づいた方もいたかもしれないが、ブラジルは格上で、ベルギーもそう。(W杯で)このようなチームと当たるかもしれない。そして後半、我々は偉業を成し遂げるチャンスがあった試合だった」

 後半、日本は槙野智章のゴールで1点を返したが、一度ゴールネットを揺らした杉本健勇のヘディングシュートはオフサイドの判定で無効になり、終盤に訪れた最大の決定機を浅野拓磨が外してしまい、反撃は1点にとどまった。ブラジルが後半ペースを落としたとしても、ハリルホジッチ監は後半の戦いぶりが評価されるべきものだったと考えているようだ。

(取材:植田路生【ブルージュ】、文・構成:編集部)

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