一見不可解に見えてしまうこともある、高齢者の方々の行動。しかしそこには「きちんとした理由がある」とし、その防止策や改善策が記されている書籍を、無料メルマガ『』の著者で整骨院に勤務する岩下純さんが紹介しています。

「知っていると」皆がハッピー

『』

平松類・著 SBクリエイティブ

平松類氏の『老人の取扱説明書』を読んでみました。いろいろと高齢者に対する誤解があったということがわかりました。

平松氏は眼科のお医者様で特に多くの高齢の方に接するとか。さらにこの10年国内外詳細な文献を読みあさってきたと。

診察室で、お母さんに付き添ったお嬢さんが大きな声で「お薬まだあるの?」と聞くがお母さんは「何?」と聞き返す。娘さんはイライラして今度は大声で「お薬はあるの?」と尋ねます。やはりおかあさんは困った顔をされています。

看護婦さんが、「お薬まだありますか?」と尋ねると「ああ、まだありますけど心配だからもう1本だけ出してください」とお母さんが答える。

なぜお嬢さんの質問には答えず、看護婦さんの質問にはスラスラと答えたのだろうか。高齢者の難聴の特徴を知っていれば解決することなのでした。高齢者の難聴の特徴は、

高音に弱い大声に弱い長い文節が聞き取りにくい

の三つだそうだ。なので、なるべく低音で、声を張り上げず、早口にならないようにゆっくり文節を切りながらできれば口元の動きを見せるように、正面から向き合って話すと通じやすいとの事です。介護などをされている方はご存知かも知れませんが、大声でイライラしている人を見ることも多いですよね。

お嫁さんが「私の話だけを聞かない」と嘆くのも高齢者は高音に弱いので、声の高いお嫁さんの声だけが聞こえにくいと言うことがあるそうです。知らないといことは恐ろしいというか、ものすごく損なことなのですね。

この書には、高齢者の

突然キレる同じ話を何度もする「私なんて」とネガティブな発言をする赤信号を堂々と渡るお金がないのに無駄遣いする

などなど様々な現象についてきちんと解説をしてくれています。また、防止策や改善策についても触れてくれていますのでとても参考になります。

高齢者を抱えた人、高齢になりつつある人、高齢者に関係するお仕事の方、にお勧めです。

入門編なのでしょうし、情報量もほどほどですぐに読める量です。最低限押さえておきたい情報満載なので是非書店で手にとってみてください。

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MAG2 NEWS