冬は寒さや乾燥が原因となって、体の不調が起こりがち。女性の悩みとして多い‟冷え”も冬に起こりがちな不調のひとつです。
「冷えや免疫力の低下は、身近な薬膳食材を取り入れることで改善できますよ」と教えてくれたのは、国際中医薬膳師の資格をもつ、料理研究家のコウ静子さん。「身近な食材の健康パワーを上手に組み合わせて体に取り入れるのが、薬膳の基本の考え方。冬の定番、鍋料理はたくさんの食材を組み合わせるので、薬膳を実践するのにぴったりなんです」。みんな大好きカレー味の鍋は、冷えを改善するうえボリュームも満点!

冷えを改善するには、手足など外に出ている部分はもちろん、内臓の冷えを撃退するのがポイント。今回は、スパイスと根菜が身体を温めてくれる「牛肉と根菜のカレーうどん鍋」を教えてもらいました。「カレー粉は、生薬としても使われるスパイスがミックスされているので、温め効果バツグン。根菜は胃腸の働きを整え、冷えが原因の不調を改善してくれますよ」。●牛肉と根菜のカレーうどん鍋


【材料(4人分)】

牛切り落とし肉…200g
ゴボウ(皮をこそげる)…1/2本(40g)
レンコン(皮をむく)…1/2節(100g)
冷凍うどん…3玉
酒…大さじ2
オリーブオイル…大さじ1/2
シイタケ(石づきを除き、4つ割り)…4個
油揚げ(3cm長さ、1cm幅の短冊切り)…1枚
A[だし汁5と1/2カップ 酒1/4カップ みりん大さじ5]
B[塩大さじ1/2 カレー粉大さじ2と1/2 しょうゆ大さじ1]
C[片栗粉大さじ2 水大さじ4]
ショウガ(すりおろす) 大さじ1
万能ネギ(3cm長さの斜め切り) 2〜3本
七味唐辛子 適量【つくり方】

(1) 冷凍うどんは熱湯でさっとゆで、ザルに上げて水気をきる。
(2) 牛肉は食べやすく切り、酒をかけてほぐす。
(3) ゴボウは5〜6cm長さの斜め薄切り、レンコンは5〜6mm厚さの半月切りにする。
(4) 鍋にオリーブオイルを中火で熱し、(2)と(3)、シイタケ、油揚げを入れて炒める。全体に油が回ったらAを加えて強火にし、煮立ったら野菜がやわらかくなるまで弱めの中火で12〜13分ほど煮る。アクを除いて、合わせたBを加え混ぜ、Cを合わせた水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
(5) (1)を加えてひと煮し、ショウガと万能ネギを加え、七味唐辛子をふる。
[1人分474kcal]

今回ご紹介したレシピは、別冊エッセ『毎日食べても飽きない!みんなのこだわり鍋 』にも掲載。ほかにも、ワタナベマキさんや平野レミさんなど、人気の料理研究家10人に教えてもらった「こだわり鍋」など、豪華な内容です。ぜひこちらもチェックを!

●教えてくれた人
【コウ静子さん】
料理研究家。国際中医薬膳師として、美容や健康を考えた料理を提案している。著書に『症状別 不調のときに食べたいごはん』(家の光協会刊)など

<撮影/難波雄史 取材・文/ESSE編集部>