「パン」って味だけじゃなくて、その見た目も香りも幸せを与えてくれる存在だと思う。朝起きた時にコーヒーと一緒に焼きたてが用意されていたら、それだけですごく贅沢。一日中ハッピーな気持ちでいられる気がしてならない。

人生に一度でも米より“パン派”と言ったことがある人なら、小耳に挟んでおきたい情報が。オーストリアにあるパン専門の博物館「PANEUM」を紹介したい。

「珍味」なパン博物館

パンをイメージさせるようなインパクトのある外観。中に入るとパンに関するありとあらゆるコレクションがズラリと並んでいるようだ。

展示エリアのデザインは、15〜19世紀頃のヨーロッパ各地で流行していたとされる「Wunderkammer」(驚異の部屋)がモデルとなっている。どんなものかを簡単に説明すると、当時の王侯貴族や学者たちが、ワニの剥製や巨大な巻貝など様々な珍品を集めて客人にお披露目するためのもの。

古代エジプトから始まったと言われているパンの歴史。PANEUMでも驚異の部屋のように、何千年も前から続く歴史を感じることのできる骨董品が展示されているそうなんだ。

古代エジプト・ローマ・中国など、遥か昔から引き継がれてきた各国のパンに関わる道具や本も展示されている。中にはパンは神様からの贈り物とされ、「儀式」に使われていた祭具までも。

PANEUMの公式ページに一部の展示品が紹介されている。見てみると今まで知らなかった世界中で大切に保管されていたパンにまつわるコレクションの存在に私は驚いてしまった。

食べるよりも、“パンの全て”がわかってしまいそうな博物館。たまにはこんな味わい方もアリじゃない?

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