ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタム【写真:Getty Images】

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新人テイタムがアリーナから大歓声と拍手が起こる鮮やかなブザービーターをお見舞い

 世界最高峰のバスケットボールリーグ、NBAは開幕してまもなく1か月が経過する。徐々に今季の勢力図が見えてきたが、最大のサプライズはリーグ首位を走るボストン・セルティックスだろう。12連勝中と絶好調のチームにあって、一人のルーキーが早くも主力として台頭。12日に行われた試合では華麗なスピンムーブからゴールを決めると、NBAドラフト公式ツイッターは「“無”を“有”に変えてみせる存在」と一言添えて動画を紹介し、ファンからも「この少年は本物だ」と話題を呼んでいる。

 今年のドラフト1巡目3位でプロ入りした19歳のジェイソン・テイタムが、世界の猛者が集うNBAで堂々たるプレーを見せている。

 12日の本拠地トロント・ラプターズ戦、4点ビハインドで迎えた第2クォーターの残り7分50秒の場面。相手の堅い守備に攻めあぐねた味方から右コーナーでボールを受け取ると、エンドライン沿いにドライブ。マークマンにコースを塞がれ、後方からのカバーリングと合わせて前後を囲まれるも、体をくるっと反転させる「スピンムーブ」でゴール下のスペースに抜け出し、最後はブロックに飛んできた213センチの相手センターを空中で交わして鮮やかなレイアップを決めた。

ファンからも称賛の声「この少年は本物だ」「最高のフットワーク」

 ボールを受け取った時点で、シュートクロックは残り3秒。電光石火のターンに加え、制限時間ギリギリでシュートを決める“ブザービーター”に、本拠地ボストン・ガーデンに駆け付けたファンからは大きな歓声と拍手が起こった。

 新エースのカイリー・アービングを負傷で欠く中で勢いに乗ったセルティックスは、第3クォーターに逆転して95-94で勝利。テイタムも13得点、7リバウンドを記録して白星に貢献した。NBAドラフトの公式ツイッターは「ジェイソン・テイタム…“無”を“有”に変えてみせる存在」と動画を紹介。ファンからは「この少年は本物だ」「最高のフットワーク」「滑らかで余裕たっぷりのように見える」「私が言えることは、見事だということだけだ」と称えるメッセージが相次いだ。

 今年のルーキーでは、1巡目2位でロサンゼルス・レイカーズに入団したロンゾ・ボールが脚光を浴びているが、ドライブ、ジャンパー、ポストプレーを兼備する万能戦士のテイタムも忘れてはならない存在だ。