MF長澤和輝は今度こそ先発なるか

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 嵐のような風雨が吹き荒れる中で行われた紅白戦で、日本代表MF長澤和輝(浦和)は主力組の右インサイドハーフでプレーした。

 ベルギーを想定して3-6-1のフォーメーションを組んだ控え組を相手に、主力組はなかなかプレスがはまらなかったが、短時間ですり合わせていく能力は日本代表に不可欠だ。

「僕はまだチームに入って間もないし、メンバーが替わったりもある。相手のレベルも高くて、うまくいかない部分もあると思うけど、中で話し合って改善しようとしているところです」。コミュニケーションの重要性をしっかりと心得ている様子からも期待が膨らむ。

 ベルギーについては「プレミアで活躍している選手が多く、個の能力がある。身体もでかいしスピードもある」と印象を語った。その中でもチャンスメイカーであるMFケビン・デ・ブルイネ(マンチェスター・C)とは、自身のケルン在籍時に対戦したことがある。当時はボルフスブルクに所属していたベルギー代表MFに対し、「そのときとは違っていると思うし、世界トップレベルになっている」と警戒を示すが、経験を生かしたいところではあるだろう。

 今回の欧州遠征で長澤はただ一人の初代表だ。残された時間が少ない状況でW杯メンバー入りへ突き進むためには、13年11月19日のベルギー戦でゴールを決めて猛アピールに成功したFW柿谷曜一朗のように、強い印象を残すことが重要になる。

「初選出の僕はアピールするしかない。自分の持っているものをシンプルに見せたい。前を向いて持ち運んで、ゴールにつながるプレーをやれればいい」。10日のブラジル戦(1-3)でも先発が期待されながら、結局、出場機会のなかった長澤。今度こそ先発デビューなるか。持ち味であるデュエルの部分や攻撃面で自身の良さを出していきたい。

(取材・文 矢内由美子)


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