カフェや新幹線の車内って、ある意味“コワーキングスペース”ですよね。もちろん、メインのオフィスほどの機能はありません。会議室みたいな使い方はできませんし、ほかのプロジェクトメンバーはほかの場所にいることが大半。でも、ちょっとした書類の作成やメールのやりとり、情報収集に集中できる環境であることはたしか。

 

Wi-Fiや電源コンセントが使える行きつけのカフェを「電源カフェ」アプリで調べる、東海道新幹線を使う時は車端部(最前席&最後席)と窓側座席にコンセントがあるN700系を予約する、などによって、ちょっとした時間も仕事に費やせます。もちろん、PCゲームに勤しんでもいいんですけどね! ゲーミングノートを持ち歩いて常にドン勝目指すのも男らしいといえば、THE漢。間違いない。

 

しかし。個室ではなく、入退室を管理しているオフィスではないことを、僕らは知っておくべき。何のことかといいますと、飲食店などの施設や電車、飛行機などの空間は開かれた公共の場。ゆえに荷物は自分で責任をもって管理する必要があります。

 

日本にいると、ほんと安全だなーとは思うんです。席を確保するために上着や荷物を置いてから、カウンターにオーダーしに行くおひとり様を見て。いい国だなーとは思うんです。でもその荷物、盗まれないという保証は一切ありません。周囲を見渡してください。「店内でのお荷物の管理はお客様ご自身でお願いします。盗難、毀損等について当店は一切の責任を負いかねます」といった注意書きが貼られていたりしませんか? そうでなくとも店に預けるといったことをしない(店員が関与していない)まま盗難にあった場合、相談にはのってくれるでしょうけど損害賠償などの請求はできません。

 

スマホ連携の防犯アラームで大事な荷物を守る

その、ひとりでの外出時の荷物管理問題、キングジムの「トレネ」で解決できるかもしれませんよ。日本のクラウドファンディング「Makuake(マクアケ)」で現在プロジェクト進行中の製品で、2017年11月10日の終了日まで60日を残した状態で、目標額の759%となる379万円あまりを調達。応援コメントを見ても「そういうのが欲しかった!」という声ばかりで、期待度の高いプロダクトなんです。

 

ではこの「トレネ」が実際、その期待どおりに役立ってくれるのか、見ていきましょう。

↑円錐形状の「トレネ」本体。左下はストラップホール、右下は充電用のmicroUSB端子。上部の輪はLED。なお写真は開発中のバージョンで、市販モデルでは形状が変わる可能性がある

 

↑底面部に主電源スイッチと電源ボタンが備わる

 

機能としては、振動アラームです。「トレネ」本体に組み込まれたセンサーが振動を検知すると、アラームを鳴らします。

 

これだけでは従来の旅行用防犯アラームと変わりません。そこで「トレネ」はスマートフォンと連携することで、より使いやすいプロダクトに進化しました。

 

専用アプリで「トレネ」とスマホをペアリングすると、まずモニタリング開始距離を設定できるようになります。スマホが「トレネ」のBluetooth電波を検知している間は、いくら揺らしても「トレネ」がアラームを鳴らすことはありません。ある程度離れて警戒モードとなったとき、「トレネ」は防犯アラームとしての機能を自動でONにします。

↑スマホでの設定画面。モニタリング開始距離はオート設定・マニュアル設定から選べる

 

従来の旅行用防犯アラームは、荷物の側にいるときもちょっとした振動でピピピ、と鳴り出しやすいものでした。かといって電源をオフにしておくと、いざ離席するときに電源を入れ直すことをわすれがち。このケアレスミスをカバーして、必要なとき着実に働いてくれるのが「トレネ」なんですね。

 

シーンに合わせて動作をカスタマイズ

スマホ連携によるメリットはほかにもあります。「トレネ」の動作を細かくカスタマイズできるんです。設定項目は振動の大きさ、アラーム音量、振動を検知したときのLED発光パターン、通常時のLED発光、アラームの停止方法、オートスリープなどがあります。

 

↑振動の検知レベルも3段階から選べる。電車や飛行機でも使える設定があるのはありがたい

 

重要なのは振動の大きさの設定です。ほとんど振動がないオフィスや静かなコワーキングスペースでは、わずかな動きも検知する「レベル1」。行き来する人がいる飲食店や賑わっているコワーキングスペース、漫画喫茶などでは、検知感度が控えめな「レベル2」、常に振動している鉄道の座席でつかうなら「レベル3」の設定と、環境に応じたセッティングができます。

 

レベル1だと、「トレネ」を置いたノートPCやバッグが少しでも動かされるとアラームが発動。音量を「大」にしておくと、飲食店では周囲の人の誰もが「何事だ!?」と振り向くボリュームとなります。

↑音量、LEDの発光パターン、警戒モード時のLED発光の有無など、細かいカスタマイズが可能

 

↑アラームを停止させる方法は3つ。電源ボタンを押すことで停止させることもできる

 

またスマホと「トレネ」が離れて警戒モードになると、定期的にLEDを点滅させる見守り設定も可能です。バッテリーの消耗は激しくなりますが、数時間常時ピカピカと光らせるのでなければ問題なさそう。視覚面で盗難抑止力を強化できる反面、これまた周囲の人に「何あれ危険物!?」と思われてしまう可能性もあるので、使いどころは考慮する必要があるとは思いましたが。

 

見守り設定ONで警戒モードに入ると赤く光る

実際に「トレネ」を使ってみました。なおモニタリング開始距離はアプリをインストールするスマホの機種にもよりますが、規格上はClass2の10mとなっています。壁やドアがあると電波は大きく減衰しますが、これは「トレネ」にかぎらずBluetoothスピーカーとかも一緒。“そういうものだ”と判断すべきかと。

 

ふむ。確かに離席して、カウンターに行く状況であれば安心感があります。2階の席から1階のカウンターに行くといった見通せないシチュエーションでも、アラームが鳴ってドタバタと階段を駆け下りてくる人がいたらすぐに捕まえられますし。

↑スマートフォンと「トレネ」の電波が途切れると、自動的に警戒モードに入って荷物を見守る

 

↑ノートパソコンの上に置いておくと、視覚的な効果は絶大

 

しかし、いくつかのドアを閉めることになるトイレでは、どうしても不安は残ります。アラームが鳴ってもすぐに現場に急行できないかもしれませんから。正直いうと、「TrackR」(紛失防止タグ)のようなクラウド対応のGPSタグ機能もついていたらいいかな、とは感じましたね。

 

↑両面テープが付いたベースとストラップをつなげることも可能。これなら振り落とされずに済む

 

「トレネ」の大きさは、つまめるくらいコンパクト。荷物の上にポンと載せただけだと、すぐに落とされてしまうという不安もあります。これに関してはご安心ください。付属のベースには両面テープとストラップがついており、荷物と「トレネ」をつなげておけます。

 

一般販売価格は1台7344円(税込)。いまならMakuakeで10%OFFの6610円で購入できます。ひとりでの移動が多いみなさま、1台どうでしょうか。

 

【商品情報】

キングジム「モニタリングアラーム トレネ」価格7344円