11日、中関村在線は、中国の液晶パネルメーカー・京東方(BOE)の会長が、ジャパンディスプレイ(JDI)への資金援助を検討していることを明らかにしたと報じた。資料写真。

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2017年11月11日、中関村在線は、中国の液晶パネルメーカー・京東方(BOE)の会長が、ジャパンディスプレイ(JDI)への資金援助を検討していることを明らかにしたと報じた。

記事は「BOEの王東昇(ワン・ドンション)会長が先日、経営再建中のJDIへの資金援助の意思があることを明かした。経営再建中のJDIは出資の意思のある企業を求めていたが、そのなかでBOEが最も可能性の高い支援者と見られていた」としている。

BOEは中国の国有企業で、政府の強力な後ろ盾もあって世界屈指の液晶パネルメーカーに成長。今年、1兆6000億円かけて四川省成都市にOLEDの新工場を建設しているという。記事によれば、JDIは主に低温ポリシリコン(LTPS)パネルの開発に力を入れており、アップル社のiPhoneに部品を供給している。BOEは主にOLEDパネルを製造しているが、そのバックプレーンにLTPSが適しており、BOEはLTPSの技術を得るためにJDIへの支援を検討しているとのことだ。

記事は「BOEがもしJDIの株主になれば、中国の液晶パネルメーカー・天馬がNECと資本提携を結んだのと同じような形になる。ただ、BOEはあくまでLTPSの技術を求めており、その大規模な生産能力は求めていない。巨額の資金を投じて生産能力つきのLTPS技術を手に入れるかどうかは議論の余地がある。ただ、技術を手に入れればBOEは韓国メーカーに次いで2番めにOLEDディスプレイをiPhoneに供給するパネルメーカーになり、様々な技術を備えた全方位的なメーカーへと成長することになる」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)