『めちゃイケ!』『みなおか』終了は、フジテレビ再生へののろしとなるか?

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 『めちゃ×2イケてるッ!』『とんねるずのみなさんのおかげでした』(ともにフジテレビ系)が2018年3月での番組終了を発表した。この大なたをふるったのは、今年6月新社長に就任した宮内正喜(73)氏だ。“新感覚占いバラエティ”『ピタットTV』(占いTV:uranaitv.jp)では、フジテレビにおける新社長の立ち位置にフォーカスした。

■打ち切り請負人として社長に就任した

 『笑っていいとも!』『ライオンのごきげんよう』『SMAP×SMAP』(いずれもフジテレビ系)に次いで、フジテレビの黄金期を支えた2つのバラエティー番組が終了決定。予想されていたこととはいえ、このニュースは業界全体を揺るがせた。気になるのは、決定を下した宮内正喜という人物だ。名物社長として有名だった前社長の亀山千広(61)氏ですら切るに切れなかった2番組を、就任後半年もたたずに終了決定したことになる。

 宮内氏はよほどのやり手で、低迷にあえぐフジテレビを救う救世主なのだろうか。電話占い「ロバミミ」で5000件以上の実績を誇る安沙蘭は「勢いの強い人ではない」と鑑定。就任時、73歳という高齢が注目されたが、さらに運気も弱いとなると、なぜこの人が社長になったのか首をかしげたくなる。

 「今までできなかった改革を断行する役割として、社長に置かれたのだと思う」と安沙蘭。つまり制作費は高いけれど視聴率が取れない『めちゃイケ!』のような番組を切っていくことが、宮内氏の使命らしい。となれば、視聴率の悪い番組はこの先もバンバン打ち切りに。宮内氏が通った跡にはペンペン草も生えていない……なんて事態になる可能性もある。切るだけ切って、種まきは次期社長に託すということか。歴史ある番組がことごとく消えて焼け野原になったフジテレビに、どんな芽が出るのだろう。
(ニコ)

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※画像出典/shutterstock