ヴィジュアル投資家・白石咲華氏

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テレビでもビットコイン取引所のCMが流れ、新たな投資先として注目度が増す仮想通貨。’17年の初めから4倍以上に値上がりを見せるビットコインを筆頭に、“第二、第三のビットコイン”も現れ、仮想通貨マーケットは熱狂状態だ。果たして“勝ち組”たちはいったいどう立ち回っているのか。

◆仮想通貨への投資は余剰資金の中から一発当てるイメージで

 20歳から株投資を始めた白石咲華氏。分散投資の一環で仮想通貨への投資を始めたのは’14年のこと。

「当時はマウントゴックスの破綻直後で1BTC4万円ほど。2万円台に低迷した際に買い増しして、一時期は100BTCほど保有していました」

 現在、投資のほかに福岡と東京でネイルサロン経営も手がける白石氏は、店舗でのビットコイン決算も導入しているという。

「税制も定まっていないので、店舗での売り上げも、取引での利益も換金せず、ホールドです」

 値動きも激しく、急成長中の仮想通貨市場では、無理なトレードは不要だと白石氏は語る。

「市場自体が拡大しているので、保有しているだけのほうが時間的・精神的にも消耗せず、結果的にわりがいいですね」

 乱高下する相場に一気一憂しないためには、分散投資も欠かせない。アルトコインの銘柄に精通することは、重要だ。

「初心者は、時価総額上位の仮想通貨にいくつか投資し、たまにリバランスするのが王道。ビットコインも高騰していますが、仮想通貨市場のパイオニアにして、基軸通貨なので優位性は別格。逆に一発当てたいという人は、海外の取引所でしか取り扱いのないようなお宝銘柄を探ってもいいでしょう。『コインマーケットキャップ』で時価総額をチェックしたり、一次情報を『コインデスク』やツイッターで漁るのも有効。とはいえ、やはり仮想通貨はハイリスクな投資。情報をしっかり見極めて、余剰資金の中から無理のない範囲で取り組みたいですね」

★白石氏の格言
・王道はあくまでビットコイン
・時価総額上位の銘柄に分散投資
・一次情報に当たることを怠らない

<白石氏 推奨銘柄>

●リップル(XRP)
識者たちがこぞって支持するアルトコイン。「最近では、一般のメディアでも頻繁に名前が出ていますし、リップル通貨のXRPが送金システムとして実際に使われるようになったら、今後さらに知名度が上がりそうですね」

●Byteball(GBYTE)
ブロックチェーンを使わないDAGという技術が用いられた新通貨。ウォレットに入れておくだけで毎月、満月の日に10%の金利がGBYTEという通貨で配布される「Airdrop」が特徴。現時点では、海外取引所でのみ手に入れることができる。

●RIALTO AI(XRL)
6月に公開されたICO銘柄。リップルの技術を使ったアービトラージを行い、そこで得た利益をトークン保持者に分配するAI開発プロジェクト。「XRP(リップル)建てで受け付けていた、これまでにないICO銘柄。数十万円ほど投資しました」

【白石咲華氏】
仮想通貨資産:非公開/職業:ヴィジュアル投資家/開始時期:2014年/情報源:コインデスク、ツイッター、コインマーケットキャップ/よく使う取引所:Bittrexなど
ヴィジュアル系バンドでボーカルを務める異色の専業投資家。幼少よりクラシックピアノを習い、全国大会で入賞。20歳から始めた投資の分散の一環で仮想通貨にも投資。表参道と天神にビットコイン決済が可能なネイル&アイラッシュサロン『fr:m(フルーム)』も展開している。

取材・文/高城 泰(ミドルマン)アケミン 奥窪優木 図版/ミューズグラフィック
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