同人誌を買うのに借金50万、推しメンのために整形200万…「浪費女子」の凄い生態

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 キラキラ女子、婚活女子、干物女子……。世に「女子」を分類する言葉は枚挙にいとまがありません。その中でも、昨今話題となっている「浪費女子」をご存知でしょうか?

 それは、アニメやマンガ、コンサートにミュージカルなど、自分のハマっている「趣味」に全力でお金を使っている女子のこと。「預金残高が0円」「カードが止まったことがある」のも珍しくないという彼女たちの、驚くべき生態とは? 現在発売中のベストセラー『浪費図鑑』(劇団雌猫・著/小学館)に収録のエピソードを紹介していきます。

◆同人誌購入のために親に50万円借金した女性

 今やテレビでも取り上げられるほどメジャーな存在となった「コミックマーケット」。アニメやマンガにハマったオタクは、コミケを始めとした同人誌即売会に参加し、自分の好きなキャラクターの日常やエッチなシーンを描いた二次創作が展開されている同人誌を購入しまくり、萌えを満たします。

 テレビの特集でも「ビッグサイトのATMに並んでコミケの軍資金を引き出すオタク」が話題となったことがありますが、A子さん(27歳)は、年金ぐらしの父親から借金をして、同人誌即売会に参加したことがあるのだとか。

「実家暮らしなので、いつもは同人誌を買っても、収支がマイナスにならずに暮らせていたんです。でも、会社の異動命令で海外赴任することになって、出国前にいろいろ自分で費用を負担しないといけなくなり、貯金が底をついて……。

 即売会に行くのを諦めようとも思ったのですが、諦めようと考えた瞬間に涙が止まらなくなりました。それで、恥をしのんで、年金暮らしの父親に借金をおねがいしたのです。

 手に入れられた同人誌は、父に借金したかいのある素晴らしいものばかりで、本当に最高でした。父は、海外赴任の準備にお金を使ったと思ってるはずですが(笑)」

 海外赴任を命じられるほどのバリキャリでも、同人誌愛の前には膝を屈してしまうのですね……。

 このほか、「同人誌100冊をまとめ買い」「自ら同人誌即売会を開催し、赤字100万円」など、同人誌にまつわるエピソードは、枚挙にいとまがありません。

◆推しが出ない公演のためにアメリカ遠征した女性

 浪費女子のなかには「3次元」にお金を注いでいる人たちも多く存在します。たとえば、熱烈なアイドルオタクや舞台オタク。彼女たちにとって、日常茶飯事となるのが「遠征」。

 普通の人にとってコンサートは、地元で開催される際に足を運ぶものですが、一秒でも長く推しているアイドル・俳優の姿を目に焼き付けておきたいオタクは、北海道から沖縄まで、どこへでも「遠征」に向かうのです。

『浪費図鑑』でも、「同じ舞台に繰り返し通って35万円」「ひいきのダンサーの所属バレエ団のシーズン公演全てを見るための8週間の海外滞在費用と観劇費用120万円」、果ては「遠征のために現地拠点を500万円で確保」などの豪快エピソードが公開されました。

 そのなかでも最も切ないのが、K-POPグループ「EXO」のメンバー・カイを追いかけているB子さん(25歳)のエピソード。なんと、はるばるアメリカのダラスまで遠征に行ったのに、カイだけがコンサートに出演しなかったというのです。

「2016年の1年間で、17回のコンサートに参加し、その11回が海外公演でした。ちょうど推している彼が怪我をしていて、そのうち一部しか出演しなかったコンサートが12回ですね。

 でも、一番つらかったのがダラス公演でした。ものすごい長旅で現地についたのに、会場に『KAI will not performance tonight.(カイは今夜出演しません)』と書いてあって……。主催者の不手際で、ビザがとれてなかったんだそうです。