ラファエル・ナダル【写真:Getty Images】

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“復活の1年”の集大成、ATPツアーファイナルズ開幕目前「膝の調子は完璧ではない」

 今季の男子テニスを締めくくるATPツアーファイナルズが12日(日本時間13日)にイギリス・ロンドンで開幕する。今大会の主役候補は、今年のグランドスラムを2人で分け合ったラファエル・ナダル(スペイン)とロジャー・フェデラー(スイス)であることは間違いない。ただ、試合前の会見に臨んだナダルは「膝の調子は完璧ではない」と語ったという。英公共放送「BBC」が報じた。

 近年は負傷の影響もあり、苦しんでいたナダル。しかし、今年はグランドスラム初戦の全豪オープン決勝でフェデラーとの激戦を演じ、敗れたものの、復活の手応えをつかんだ。

 すると、得意のクレーコート開催の全仏オープンで“赤土の帝王”ぶりを発揮し、通算10度目の大会制覇を成し遂げ、9月の全米オープンも優勝。世界ランク1位に返り咲くなど、健在ぶりを示す1年となった。

 ただ、シーズン通じて戦い切ったダメージはあるようだ。ツアーファイナルズ前に行われたロレックス・パリ・マスターズではひざの負傷によって準々決勝を棄権。そのことについて問われると、ナダルは「膝の調子はパリを棄権した後も完璧とは言えない」と話し、万全ではないことを明かしている。

悲壮な決意と闘争心「準備できると信じていなければ、ここにはいない」

 一方で、試合に臨むための闘争心を燃え上がらせている。

「(初戦となる)月曜日への準備ができると信じていなければ、ここにいることはないよ。残り数日で100%の状態になるとは思わないけど、治療を受けながら日々、状態が改善していくことを期待している。自分自身がチャンスを得るために、最善を尽くさないといけないからね」

 ラウンドロビン(総当たり制)初戦の相手は世界ランク8位のダビド・ゴフィン(ベルギー)。ナダルは実力者相手に地力を発揮し、万全でなくとも勝負強さを見せられるか。悲壮の決意を語った帝王が、今年の集大成の戦いに挑む。