一般的に、雨量が多い少ないによって起きる「洪水」と「干ばつ」。先日のNASAの発表によると、僕たちが見ることのできないものも一因になっていることが明らかに。

大気中の「川」が
自然災害を引き起こすことも

自然災害の一因が見えない理由は、空気中にある水蒸気がかたまって移動するときに形成される“川”のようなものが関係しているから。ちなみに、これによる降水量は、地球を循環している淡水の22%に相当するそうです。

これだけの規模だから、洪水になる確率は最大80%も上がると、NASAは言及。さらに、「大気中の川(Atmospheric Rivers)」が遠ざかれば、干ばつが起きる可能性が、90%高くなるとのこと。

しかも、「大気中の川」を原因とする自然災害によって、3億人の生活に影響が出るのだとか。

だけど、肝心のどのように影響しているのか?までは、解明できていないそう。今回の研究者の1人であるDuane Waliser氏は、こう述べています。

「この発見は、大気の動きを観察し、モデル化するシステムを改良する推進力になります」

仮にメカニズムが分かったとしたら、大気中の水分の動きをコントロールできるのでしょうか。となると、干ばつに苦しむ地域に雨を降らせることも可能になる未来が、そこまで遠くない? 

Licensed material used with permission by NASA